私の現在の職場で私と同じ立場(役職)の社員Mさんがいます。

この部署は私とMさん二人で取りまわすのです。

なので一人一人の負担と言うか、決断能力の必要さが大きい仕事です。

私のような特性の人間がなぜそんな仕事をしてるかは多分以前にも書いてるから省きますが。

私はMさんには私の特性と障害のことは伝えてます。

大変人が好い人で、私の苦手な事を考慮してくれてます。ありがたいです。

でもその人が何かのきっかけでいなくなってしまったら?けがや病気で長期離脱になってしまったら?と考えると私には当然務まらないので辞めねば、という不安がいつも頭の中にはあります。

 

まあとりあえずそれは置いといて、違う話なんですが、そのMさんは大変面白い人です。

面白いというのは、明るく楽しいという意味も当然あるのですが、大変興味深いという意味もあります。

何が興味深いのか、それはMさんがもう典型的なADHD特性だからです。

たしか本人も自分でそうだと思うとか言ってたような気もするけど、どうだったかな。まあ自覚はあると思うんです。でも特に思いつめてはいない。

 

ADHD特性とgoogleで検索すると今一番上に出てくる説明がこうなっています。

「注意欠陥・多動性障害(ADHD)とは発達障害の一種の病気です。特徴的な症状として、年齢に見合わない「不注意さ」、好きなこと以外に対する集中力がなくほとんど関心や興味を示さない「多動性」、思いついたことをよく考えずに即座に行動に移してしまう「衝動性」が見られます。場に応じてコントロールすることが苦手な状態のため、様々な症状やミスや不注意などの症状が他の人と比べて目立ちやすくなります。そのため、職場や家庭での日常生活に支障をきたすおそれがあります。」

もちろんMさんがそのすべてにピッタリ当てはまってるわけじゃないです。

性格で例えるなら、単純直情型、とでもいいましょうか。そのまんま、深く考えず、恐れずとりあえず行動する。くよくよすることがほとんどない感じでしょうか。

すごい人です。

そこにADHDの特性がなければ、ものすごい立場の人になっていたかもしれません。れいわ新撰組の山本太郎のような、そんなイメージです。

ただ悲しいかな、ADHDの典型的な部分も多いので成り上がることはできなくて、今こんな薄給の仕事に収まってます。

私と同じく、ここに至るまでかなりの転職をしてきたとも聞いてます。

しかしポジティブなんです。どこまでもポジティブで、そこもすごいところの一つです。

 

えー、Mさんの典型的なADHDな部分。決して本当にバカにしてるわけじゃありません。

本当に尊敬しています。ものすごく助けられてる自覚もあるし。

ちょっと友達みたいな関係になりつつあるから言えるのかな。

 

Mさんは注意欠陥・多動性障害のうち注意欠陥に偏りがあります。

 

・なくしもの・忘れ物が多い

すぐ物をどこかにやって、あれどうしたっけ?ってなることが非常に多いですね。

本能的に動いて記憶してない、という感じでしょうか。

 

・片付けが苦手

私もそうですが、Mさんも。片づけられない故に物が(必要な時に)失くなるという感じ。

自分のデスクの乱雑具合。

 

・周囲が気になって、目の前にある仕事に集中ができない

事務作業、特にパソコンに向かって考えたりカタカタ打つ作業はダルそうです笑い泣き

パソコンに向かうとすぐ眠くなってしまうようです。そういう仕事になると本当にはかどらない感じです。これは私と正反対。

 

・会議になると集中力が途切れてしまう

ただ聞いているだけの会議だとやはり眠くなってしまうようです。

私も人の長い話は集中して理解することが難しいです。同じ、なのかな?

 

・約束や期限を忘れてしまう

これも頻繁ですね。でも仕事のうえで本当に大事なことはそこまで忘れないので、浅い付き合いの人には知られにくいかもしれないけど、私は知っている笑い泣き本当にすぐ忘れてしまう事を。

忘れたり、自分なりの解釈でまだ大丈夫と思っていたことが大丈夫じゃなかったとか、日常的ですね。

 

・うっかりミスが多い

直情型なので、思い立ったら即行動なんだけど、頭の中でやることをよく組み立ててないからいざやってみると、あ、違った、ダメだったってこと頻繁ですね。単純○カとも言う笑い泣き(愛すべきという意味で)

これが私とは正反対、頭の中で組み立てすぎて失敗も考えて躊躇してばかりの私とは。

 

そして私もMさんのうっかりを時折指摘しますし、多分他の人からも言われたりはしてるんだろうなーとは思うんですが、ポジティブなんです。スーパーポジティブです。

指摘されて直して、はいその件は終わり。そうなんですよね、それでいいんですよね。

私はあーまたやってしまった。ダメな自分…となってしまう。

 

つづく