タイトルは、1970年27歳の若さで夭逝された不世出の白人ブルースシンガー、ジャニス・ジョプリンのアルバムに収められている曲の一つです。
ジャニスの代表曲は他にもっと有名な曲も数曲ありますが、僕が一番好きなのはこの曲です。
僕の20代暗黒期にこの曲に出会って、心が不安な時によく聞いていました。
ジャニスが一番好きというわけでも無いですが、昨夜ふとこの曲を思い出し聞きたくなって何回も繰り返し聞いていました。
とても繊細な曲なのです。(というように感じます)
歌詞は知りませんでした 調べようと思えば調べられたのですが、自分のイメージで充分でした。
曲名とジャニス・ジョプリンという人間の破天荒でとてもナイーブな人柄、そしてこの曲の繊細な旋律、これを頭の中で
ミックスすれば何となくこの曲のメッセージが分かる、ような気がしてました。
とても繊細な曲なんです。
張り詰めた糸のような、少しの衝撃ですぐ切れてしまいそうな、とても繊細な曲です。メロディも良いです。
落ち込んでる時、未来が不安な時、正直死にたくなるような時、よくこの曲を聴いて27歳で死んでしまった一人の女性に思いを馳せて
心を癒されてました。
歌詞の和訳をネットで見つけたので掲載しときます。
あ、ちなみにこの曲はジャニスが作った曲ではなくカバーなんですけど。でもジャニス流に歌詞は大幅にいじったようですね。
座って自分の指を数えるの
だって、他にできることなんて何もないのだから
あなたが今どんな気持ちでいるのか、私にはわかる
あなたが耐えてきた思いが私には本当にわかる
だからこそ、座って数えるのよ
その小さな指を一つずつ
可哀想な、小さな可愛い、不幸せな子
座って雨粒を数えるの
あなたの周りに落ちてくる雨粒の感じになって
いい子ね、もう気づいていいときなのよ
私はそう思うの、もうだれかがあなたに言わなくっちゃ
あなたもわかっているでしょ
あなたが頼りにしたい、頼りたいと思っているものも結局
今あなたの周りに落ちてくる
その雨粒みたいなものだって
あなたが不幸せなこと、わかっているの
そのままずっとそこに座っていてね、そのまま
そして自分の指を数えるの
だって本当に他にしようがないじゃない
あなたがしなくちゃいけないことなんて何もないのよ
もちろんそのままでいなくちゃいけない理由も何一つない
そして、あなたがもう終わりにしたいと思う気持ちもよくわかる
だから、いい子だから、そのままずっと蔭に座って
あなたの小さな指を数え続けていて欲しいの
可哀想な、不運な、
私の大切な、小さな、可愛い子
あなたがどんなに不幸せか、
私は知っているから
私には本当に全部そのままわかるから
だから
まあ、自分のイメージと当たらずとも遠からずって感じかな。
良かったら聴いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=nKnTjYu4c44
ジャニスについて分かりやすく書かれているサイトも見つけたので、興味があれば見てみてください。
http://www.tapthepop.net/scene/50223