しかしこういった症状の方々のブログを検索すると、圧倒的に女性配信が多いですよね。女性9男性1の割合かそれ以下ですよね。
しかしこの症状が女性に圧倒的に多いのかというとまた違うと思い。まあ繊細さの障害(HSPは障害ではないですが)だから女性に多いのは分かりますが。
やはり我々男の場合、この障害、症状は「恥」と思い誰にも言えないことが多いのだと思います。「恥」を晒すなど「屈辱」なんですよね。その感覚が根本にあり、なかなか誰にも相談できない。いや自分で気付いてはいても気付かないふりして無理矢理社会に溶け込もうとしている男の人も多いと思います。
その荒療治が効を奏して基本治ってしまった方々もいらっしゃるのでしょうね。
僕は現在SSRIという種類の薬を処方されていて、その投薬治療のみです。通院して3年くらいでしょうか。



さて先日の話の続きを書きますが。
20代前半で精神科から門前払いを受けてしまい路頭に迷っていました。
それ系の書物も何冊か買って読んでいました。森田療法など。
しかし物語でもない難しい本は僕の頭ではなかなか受付られず、また読んでいて自分の症状と違っていると興味を無くしてしまい完読したことはありませんでした。
社会不適合者、完全に自分をそう思っていました。生きていけない、苦しいと。


反面、僕は行動的な一面もありました。バイクや旅行が好きです。北海道にバイク1人旅に行ってきたり(人との交流は無しです)、友人誘って海外旅行へ個人手配で行ってきたりしました。
1つ発見したのが、海外へ個人で行くと割りと気が大きくなれました。そこまで引っ込み思案にならずに外人に道をたずね、知らない人に挨拶をし、宿が気に入らなければ外人スタッフにキャンセルを申し入れるなど、日本にいる時とは別人です(^^;

バックパッカーに憧れていました。結局のところなれませんでしたが。なんせ普段の収入もままならないのに安旅行とはいえそんなお金算出できませんでした。
いずれインドへ自分探しの旅に行きたかったのですが(^^; 結局行けませんでした。

 


20代後半は親と同居でしたので仕事はアルバイトをしたりしなかったり半ニートな生活でしたが、漠然と海外への希望を描いてネットや雑誌で情報を調べたり空想に浸ってましたね~。空想に逃げていたんですよねー。逃げ場が無ければ死ぬしかなかった。
あの頃(90年代)はまだネット黎明期で、情報も限られていました。今みたいに欲しい情報はなんでも手に入ることはなかった。なので自分のこの障害、症状はなんなのかまだよくわからなかったし、他に大勢の仲間がいることも知らなかった。
自分だけがなぜこんなにおかしいのか、人と交流できなくて仕事もままならない。こんな苦しい思いを抱えて生きていけるのか?いよいよとなれば死ぬしかないのか、と毎夜自問自答を繰り返していたと思います。
そうは言っても友達は常にいて、それなりに遊んでいたりもしたんですけど。