年が明けると 初詣にゆくのです。
これは 歴とした“きまり”なのです。
きまりついでにお話しすると 年越しそばを食して
年明けを息災に迎えられたなら
年明けそばで おめでたさをお祝いするのです。
これは 歴とした“きまり”では ないのです。
こころもち の問題なのです。
accuxman のこころもちは
なぜか 沖縄県北部にひろがる やんばるから始まるのです。
そうなのです。
まずは やんばるのそば街道 そば屋よしこさんで 年明けそばをいただくのです。
三枚肉そば(小)@600円とじゅうしぃ@200円。全席禁煙!
いただくのは いつも同じ。
甘めのお肉は 獣臭さや 脂臭さとは 無縁。
ひと口食べると
女将の啓子(よしこ)さんの優しさが口内に満ちるのです。
優しさに触れると ひとは 泣きたくなるものなのです。
泣くほど旨い とは よしこそば のことなのです。
さて
やんばるへの往き帰りには 読谷村に立ち寄るものなのです。
そうなのです。
読谷村の花織そばさんで年明けそばをいただくのです。
花織そば@700円。全席禁煙!
花を織る と書いて “はなうい” と読むのです。
あいういう なのです。
それは兎も角として
三枚肉の柔らかさは 自分のお腹を撫でれば分かるのですが
花織そばさん謹製の“ソーキ”を食べなければ
ソーキ(=スペアリブ)の本当の美味しさは 分からないのです。
花織そばなら 謹製三枚肉も謹製ソーキも どちらもいただけるのです。
しかも お汁をひと口いただくと 笑ってしまうのです。
自分ではどうしようもないことに直面すると ひとは笑うしかないのです。
この旨さ 理屈を云ってもはじまらないのです。
ということで 光陰矢の如し。
六日間で六杯いただいた 今回の〆そばは
どなたが何を仰っても 八重瀬町の西森美術さんなのです。
そうなのです。 もう これは “決まり” なのです。
にしむいそば@800円、(中)は@700円。全席禁煙!
首里のお城の西にある
という芸術家たちのコロニーを語源にして
県内の焼き物・伝統工芸のアートギャラリーを営むお店。
あいういう で、ニシムイさん。
お店の一角で
松本幸治(まつもとゆきはる)さんが丹精されるおそばは・・・
感慨無量。
その街角を左に曲がったところで、
ずぅぅっと探していた理想の恋人に はたと出会ってしまった
そんな
人生で追い求めてきた「美味しさ」に
南洋に浮かぶ小島の静かな町中で出会ってしまった
そういう お味なのです。
感慨無量 すなわち 声をだせない 無言の境地。
どういうお味か、お知りになりたいですよね・・・
でも、
それは、あえてコメントしません。
しあわせは、あなたの味覚のなかに あります。
ほんとうに、美味しいよ。
心のこもったおそばをいただいたおかげさまで
2017年も とても とっても 佳い出だしになったのです。
ほんとうに ごちそうさまでした