この世にカレーは無い。
不確かな情報を含んでいることをご了承ください。
時代と共に変遷するカレーの定義
大前提:元来インドにはカレーなる言葉存在せず。
18世紀 クロス・アンド・ブラックウェル社(C&B社)でカレー粉が作られる。
同社はその後解散、カレー粉のレシピ現存せず。
イギリス式カレー粉のルーツ。カレー粉の語源となる。
カレー粉:カレー料理やカレー味の材料
カレー味:カレー料理やカレーを作るときの味を出すもの
*この二つの言葉よりは何も定義できない。
カレーの定義
C&B社レシピが存在しないのでカレー粉、カレー料理の定義できず。
使用するスパイスについては時代と共に変遷している。
JAS法:香辛料のカテゴリーにカレー粉はあるも、カレー粉が何からできているの記載なし
実行関税率表:a. しようが、サフラン、うこん、タイム、月けい樹の葉、カレーその他の香辛料
b. カレー
上記、a.b.の二つがあるも定義なし
煮る、焼く、炒める など
「煮る」が多いが、カレー味=カレーとするなら総ての調理法がカレーに当てはまる。
「液状」が多いが、カレー味=カレーとするならどんな形状でもカレーになる。
特に規定はないが、コリアンダー、クミン、フェヌグリーク、シナモン、カルダモンなどより1種類
あるいは複数の香りを嗅いだときにほぼ全員「カレーの香り」と答える。
一義的にはインドだが、南アジア、中南米、南アフリカ、日本 など
カレーと言える食べ物
☆たくあん
ターメリックで黄色く着色
☆うなぎ
辛いスパイス、山椒を掛けた場合
☆うどん、そば、味噌汁、焼き鳥、その他なんでも
一味or 七味唐辛子を掛ければカレー
☆ハンバーグその他
食品材料欄に香辛料とあればすべてカレー
☆トマト・ケチャップ、とんかつソース
市販のカレールーやカレー粉とかなり重なる。シナモン、カルダモン、にんにく、しょうが、クローブ
コリアンダーなど。
☆胃腸薬
カルダモン、シナモン、クローブなど
☆安いメープルシロップ
メープルシロップの香りがするも、フェヌグリークの香りとほぼ同一
☆中華、羊肉のクミン炒め
クミン、胡椒、にんにくなど味付けに使用。
インド料理店で出されたら誰もがカレーと思うに違いない。
☆カツ丼でも天丼でも何でも
インド人同士では「日本人の食べているあのカレーは何?」と天丼やカツどんについての会話が成立する。
☆ソース焼きそば
スパイスたっぷりのソースで味付け、しょうがやニンニクが入ればカレー以外のなにものでもない。
☆タイの汁料理
他国から勝手にカレーと呼ばれている。英語圏の人間にカレーと名付けられたら何でもカレーとなる。
インドの郷土料理をカレーと呼ぶなら
アチャール(塩辛く酸っぱい漬物)
チャットニー (野菜などをすり潰したもの、スパイスを全く含んでいないこと多い)
パチャカリ・ステュー (ココナッツと塩だけで味付け、インド料理の本ではケララのカレーと紹介)
バングラディッシュ料理 (ターメリックと塩だけで味付けの料理あり)
イギリスで生まれたカレーという言葉だが、多言語国家のインド人にとって便利な言葉である。
インドにおける高級インドレストランメニュー
最上段:ヒンディー又は各州言語で料理名表記
二段目:英語で料理名表記 〇〇カレーという表現多い
三段目:食材や料理の特徴が英語表記
結論=言いたかったこと
〇厳密にカレーを追求すると迷路に入り込んでしまう。
〇インド料理をカレーと呼ぶには無理がある。
〇定義不能なカレーを「これが本格」などと言えるはずがない。
〇インド料理に携わるものは、顧客とのやり取りを除き「インド料理を作っているのであって
カレーは作っていない」と強く意識するべきである。カレーを作っていると言うのならインド料理の
看板を外すべきである。
〇カレーとインド料理の間を都合よく泳ぎ回っている人間や法人は信用できない。
〇インドは「カレー」という言葉をイギリスに返すべきである。もし返さないのであれば厳密に定義を
してもらうべきである。
〇世界に先駆けて、JASなどがカレーを厳密に定義することにより日本は「日本カレー」を世界売り出すチャンスが生じるはずである。
うーむいろいろと考えさせられます。
