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こんばんは。


昨日あたりから、やっと秋の気配が少し感じられるような気のするキョロキョロ陽気です。


大雨で被災された方々の安全をお祈りします。



NHKの朝の連続テレビ小説『らんまん』も、ついに1923年まできて、関東大震災に被災するシーンが放映されました。

ちょっと蛇足になりますが、ドラマのモデルとなった植物学者の牧野富太郎博士は、お子さんが13人もいたそうです。

ドラマの方では、さすがにそんなに大人数のお子さんは登場しないようです。



関東大震災の数日後に起こった悲惨な事件。それを元に作られた映画が『福田村事件』です。


新聞やテレビでも取り上げられ、知り合いで見に行った方もいて、私も見に行きました。


映画『福田村事件』公式サイト




森達也監督は、オウム真理教についてのドキュメンタリー映画などを撮った方なのだそうです。

若松孝二監督に師事されたようで、

雰囲気が何となくおどろおどろしく、

昔見た寺山修司氏の映画を思い出しました。



関東大震災という大災害が起き、10万人を超える死者が発生して、人々は恐怖のどん底にいたことと思われます。

お昼どきの地震発生で昼食の準備のためにカマドの火を起こしており、火災が多く発生しました。

台風も近づいていて強風にあおられ、また、木造家屋が密集していたこともあり、大火災が広がりました。


そういう中で、デマが飛び交い、またはこれに便乗してというのもあったのではないかと思われますが、朝鮮人、中国人、社会主義者、あるいは外国人と間違われた日本人、障がい者など数千人が虐殺されたそうです。


福田村事件は、千葉県福田村に、四国から行商に来ていた一行が、朝鮮人と間違われて暴行され虐殺された話です。 

1910年に日韓併合により、朝鮮半島を植民地化しました。日本人に復讐するのではないかという不安感が広がっていたことが、その背景にありました。



極限状況の中で、集団心理の歯止めが効かなくなり、普段は善良な市民だと思われる人々が、正常な判断ができなくなり、恐ろしい事を犯す。


とにかく見ていて怖かったです。


映画の中で、どこそこでは朝鮮人が井戸に毒を入れた、火をつけた、と喋る人に対して、福田村の村長が、

「井戸に毒を入れるところを自分の目で見たのか?

火をつけるところを、自分の目で見たのか?」

と聞きます。

すると、誰も見た者はいないのです。

誰が見たのかもわからない、本当に見たのかすらも分からない、実に不確かで無責任なウワサを、オヒレをつけて膨らませて、デマを拡散しているのです。



現代も、似たような状況があるのではないかという気がして、ますます怖くなりました。