こんばんは。
今日の関東地方は、雨が降り☂️、急激に寒くなりました。
新型コロナウイルスの新規感染者数も、9月以来の10万人超えだそうです。
これから寒くなると、さらに増えていきそうな予感。WHOからは、今や世界で最も感染者数が増えている国、というお墨付き⁇まであります
さて、表題は、1982年公開の映画のタイトルです。
公開された時は、土浦市の映画館で見ました。
その頃、土浦市は、茨城県南の商都として、大変栄えていました。映画館も、中心市街地に10館以上あったのではないかという気がします。
そして、なぜか、映画は2本立てで上映されていました。
その時に見たもう1本の映画は、「TATOO 刺青あり」でした。こちらは高橋伴明監督、関根惠子主演、ヤクザが猟銃で銀行立て籠り事件の末、射殺されるという内容です。
インターネットもスマホも無い時代です。
若者が映画やコンサートに行きたいときは、『ぴあ』という雑誌から情報を仕入れていました。
しかし、ほとんど何の予備知識も無く、友人と何となく映画でも見に行こうか、というノリで出かけた気がします。
友人は、茨城県出身ではなかったので、「さらば愛しき大地」には、あまり良い感触を持たなかったようです。
インターネットの普及している現在、検索してみると、この映画は、あまりにも内容が暗くて救いようが無いので、当初は配給会社が見つからず、自主上映になりそうだったそうです。
「TATOO 刺青あり」の方も、配給はATGなのですが。
監督の柳町光男さんは、茨城県のご出身。牛堀町(現在の潮来市)で中学校まで育ち、鹿島臨海工業地帯として開発されていく近隣を見ながら育ったそうです。
映画では、鹿島臨海工業地帯に砂を運ぶダンプトラック運転手を根津甚八さん、彼の妻であり農家の嫁を山口美也子さん、根津さんの愛人を秋吉久美子さんが、演じています。
農業県の茨城県に工場を誘致し、貧困からの脱却というのが、当時の県知事の意向だったのでしょう。
田んぼの中に、道路が走り、たくさんのダンプが疾走する。
時代の波に乗り切れず、崩壊していく主人公。
映画の中で、根津さん演じるお父さんが、本妻の子と愛人の子を連れて、秋吉さんと一緒に、水戸市の千波湖畔にあったレイクランドという遊園地に遊びに行くシーンがありました。
かつては、みんなが遊びに行ったレジャーランドだったのですが、映画の中では、何となく寂れた退廃的ムードが漂っていました。
映画が公開された年に、レイクランドは閉鎖されていました。
主人公は、薬物に溺れ、最後は秋吉さんを殺して刑務所に入るのでした。
と書くと、身も蓋もないのですが、、、
根津さんの鬼気迫る演技、秋吉さんのどうにもならない女のさが、工業化に翻弄される農村の苦悩が描かれています。
すごい映画だと思います。
でも、とても暗いです。
やり切れない気分になります。
40年前に見た頃の自分は、若かったので、世の中のこともあまりよく分からず、その暗さがそれほど胸に迫ってこなかったように思います。
最近、もう一度見て、、、
暗い気分です😔
映画のせいではないのかもしれませんが。
でも、ぜひ見てもらいたい映画です。