春らしい日になりました。
桜が満開です。
平和であることを、しみじみと感じ、ありがたく思います。
3月21日に映画監督の青山真治さんが亡くなられました。
ユリイカは、青山さんが監督された映画です。カタカナではなく「EUREKA」というタイトルで、2000年にカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞されています。
つい最近、『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞国際長編映画賞を受賞しましたが、この映画は昨年のカンヌ国際映画祭で同じ国際批評家連盟賞も受賞しています。
2001年頃だったように思うのですが、東京のとある美術館に行きました。そこで、たまたまお話をした外国人の方が、「EUREKA」という映画がとてもいい、素晴らしい映画だと話してくれたのです。
しかし、私は、この映画のことを全く知らず、青山監督のことも存じ上げませんでした。
その後、ビデオを借りてきて、映画を観ました。
かな〜り、長い映画です。
そして、セリフが極端に少ないのです。
映画の始めの方で、バスジャック事件が発生。その頃、九州で、少年がバスジャックする事件があったので、これをモチーフにしていたのだと思っていましたが、そうではなかったようです。
バスジャックされたバスの運転手。
バスの乗客の兄妹。妹は小学生。
妹は、この映画の中で、最後の瞬間にささやくような一言を発するだけで、ほとんど一言も喋らなかった気がします。
しかし、とても印象的な役でした。
映画の中では、小学生の設定ですが、15歳くらいの頃の宮崎あおいさんが演じていました。
兄役は、本当のお兄さんの宮崎将さん。バスの運転手を役所広司さんが演じていました。
3人の心模様が、田舎の風景や、川の流れ、曇った空、静かな音楽の中で、長回しの映像を紡いでいきます。
とても難解な映画であった気が致します。
青山監督が亡くなられ、今見たら、また違う感動が湧いてくるかもしれません。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
