昨日は、実は結婚記念日でした。もう何年前のことになったのかわからなくなり始めていますが、その昔の4月4日に役所に婚姻届を提出したのでした。
この日に提出したのも、それほど深い意味はなく、遠方に住んでいた夫の親には速達で書類を送りサインしてください、と頼んだのでした。
とりあえずサインして送り返してくれましたが、夫の両親はビックリ仰天して飛んで来ました(笑)
私の両親と我々新米夫婦と夫の両親が顔合わせの食事会。母親同士が勝手に、台所用品はこちらで用意するから、箪笥はそちらでお願いします、みたいな話し合いを、人ごとのように眺めていました。
別に家財道具は欲しい訳ではなかったのですが、断ることもできず、。
そういうチョー適当な結婚だったので、まぁ1年も持たないだろうと思っていました。しかし、不思議なことに、かなり長続きしてしまいました。
(一応、双方の両親とも、二人はいずれ結婚するんだろうなぁ、とは思っていたようです。両親通しでお歳暮のやり取りなどもしていました)
この歳になると、家族っていいものだ、と思います。
でも、婚姻制度に縛られないで、もっとフランクに人と人が集まって楽しく助け合って生活していけるといいのに、とも思います。
ところで、戸籍制度があるのは、日本と台湾くらいで、こういう制度は、世界的に見るとかなり珍しい制度なのだそうです。
フランスでは、戸籍ではなく市民籍が与えられ、個人管理なのだそうです。その個人別の市民籍に、親は誰で、結婚した場合は配偶者は誰、とか書き込まれます。日本のように、結婚や離婚により戸籍が変わったり、大人になっても独身者は親の戸籍にいる、というようなことも無いそうです。
現在の日本の戸籍制度は、明治時代に始まっており、国が管理しやすいように、作られたようです。
でも、それが今となっては、婚姻率を下げ、出生率も下げている要因のようにも感じます。
そして、制度もさることながら、日本社会は、子どもを産み育てにくい雰囲気が蔓延しているように感じます。
混んでいる電車の中で、赤ちゃんが泣いていても、周りの人は知らん顔するか迷惑そうな顔をするだけで、若いお母さんを助けたり、一緒にあやしたりする人はあまり見かけません。
少子化対策と国は言いながら、学校をどんどん統廃合しているのは、典型的なのではないでしょうか?
子どもの数が減ったのなら、それに応じて、少人数学級にして手厚い教育をしよう、ではなく、教育予算削減しようになっています。
いろいろな思いの去来する記念日。でも、お祝いできる家族がいるのは、嬉しいことです😃