昨日、野坂昭如さんが亡くなられました。
今年の春まで毎日新聞に「七転び八起き」というエッセイを書いていました。
同年代の石原慎太郎氏を批判したこともありました。
日本の食糧自給率が低いことに対し、戦後の食糧難時代のことを書いて、食糧を買いに海を泳いで渡るのか、と苦言も呈していました。
夏になるとよく放映される「火垂るの墓」の原作者でもあります。
でも私が一番印象的に覚えているのは、ラグビーについて書いたものです。週刊朝日にコラムを連載していて、友達と作ったラグビーチームのことをよく書いていました。
とある時に、酔った勢いか何かで、皆で東大を受け合格して東大を占拠して変えていこう、みたいな話題で盛り上がったのだそうです。
相変わらず毎週ラグビーして、終わると酔っ払ってという繰り返しだったのが、そのうちの一人が本当に受験したそうです。いや受験自体は何人もしたのかもしれません。そして、そのうちの一人がまさかの合格をしたというのです。
その方が東大に入学したのかどうか、それからどうなったのかはわかりません。
若かりし頃は、なかなか過激な物言いやら行動をしていましたが、晩年は気骨のある作家であったと思います。
ご冥福をお祈り致します。