実際の事件を元にした小説。
嫌な、でもありがちな、なぜそうなってしまったかを二人の主人公の目線から語られる。

でもこれは個人の問題ではなく、社会がこういう空気を作ってしまっているのも問題。

男女、家柄、格差そういうものがこの事件を起こす要因となった。

頭が良ければなんでも許されるわけがない。
一人一人の人間は尊い存在であり、ないがしろにされてい人間などいないのだ。
そういう空気、社会を作っていくのが私たちの使命ではないか。