さて、入学した後、様々な授業が始まりました。ただ聞いているだけには面白く刺激的でしたが、実際にお笑いの実践をするようになると困難の連続でした。くじ引きをしてコンビを組んで、有名なコンビのネタの原稿がいくつか渡されて、それを覚えるようにと言われました。いやあ、簡単だろうとたかをくくっていたら、覚えるのはとても大変。コンビで3分の台本なので、覚える台詞は1分半程度しかないのに、頭に入ってきません。どうしてだろうと考えてみると、会社員時代は「記憶をする」と言うことがほとんどなかった事に思い当たりました。人前で90分くらいのプレゼンテーションをして平気だったのも、手元に資料があり、そして映し出すべき映像があったからなのだなと。若い相方(20代)に迷惑をかけられないというプレッシャーもあり、その授業(「ネタ見せ」と言います)に行くのが気が重く、逃げ出したくなったのを覚えています。