JFケネディ大統領が暗殺されたのは1963年11月だから、それからもう60年も経つことになる。ウォーレン委員会の報告書は2039年までは公開されないということだったが、もうすでにほとんどの部分が公開されているようだ。

JFK暗殺はオズワルド単独犯で決着したということだ。実証実験の結果、科学的に。
ライフル銃で5.6秒間に3発の発射は可能だし、オズワルドは射撃の腕はかなりのものだったということだ。
グラシーノールからの発砲音とされる音はビルの反響音だということだ。
ケネディ大統領は銃弾を受け、頭部が後方(狙撃者側)に揺れるが、被害者の頭部が狙撃者側に揺れるということもありうるということだ。
(しかし、ケネディ大統領は頭部が狙撃者側に揺れただけではなく、肉片が後部(狙撃者側)に吹き飛んだように見えるのだが、あれはどうなのだろうか。)
ケネディ大統領の体を貫通した弾丸が前の座席に座っていたテキサス州知事の体に当たったという奇妙な弾道も、知事の座る位置が少し左寄りの位置に座っていたとすればありうるということだ。
証拠として提出された弾丸が新品同様だったという話はガセネタで、実際は底部が潰れ、中央が彎曲した弾丸だったということだ。

著者はこの暗殺事件に関して、ソ連及びキューバの関与が深かったのではないかと推理している。オズワルドはそちら側で狙撃の訓練を積んだのではないかということだ。


とりあえず、事件の真相は決着しているらしい。そして安倍元首相暗殺はそのことを前提に行われたのではないか。と筆者は論じている。つまり、安倍元首相暗殺に関して陰謀論が論じられるのを承知の上で、ケネディ大統領暗殺にもさんざん陰謀論が論じられたが、やはりウォーレン委員会の報告書通りだったではないかと、陰謀論を抑えつけるために。

筆者は安倍元首相暗殺に関して、中国及び北朝鮮の関与を疑っている。
中国は尖閣諸島、台湾への軍事的圧力をエスカレートさせている。北朝鮮は拉致問題や核実験、ミサイル発射を繰り返している。両国との関係は一触即発の状態といえる。
この状態は、ケネディ暗殺時のアメリカとキューバ及びソ連との関係に酷似している。

2020年のアメリカ大統領選挙には民主党による不正行為が確かにあったようだ。民主党は党内や一般の選挙で不正行為を恒常的に繰り返していた。民主党は郵便投票を利用してバイデン票を不正に上乗せした。
また、トランプ支持者による議事堂乱入という出来事は、明確な証拠は何もなかったということだ。
そして、日本のマスコミはこのことを全く報道していない。

大手マスコミが安倍首相暗殺事件の不可解な点について沈黙を続ける中、疑義を呈したのはわずかに『月刊WiLL』、『月刊Hanada』、『週刊文春』だけ。SNS上で盛んに論じられている事件の謎を完全にスルーしている。この度の事件に対するマスコミの体たらくは長く記憶され、報道の主役がマスコミからSNSに取って代わる象徴的な事件になるだろう。としている。

 

本書では暗殺事件に関する映画やドキュメンタリー番組が広く紹介されている。しかし生憎満寿夫はほとんど観たことのない作品ばかりだった。もう少し観たことのある作品があったらもっと楽しめたのにと思うと実に残念だ。(^_^;)

映画には事件当時の時代の状況、時代の空気が如実に映し出されているということだ。