18日、皇居・宮殿「松の間」で新春恒例の「歌会始の儀」が行われた。

今年のお題は「友」。
皇居で「歌会始の儀」 天皇・皇后両陛下ら「友」の題で詠む


今回の入選歌で印象に残ったのは、漆松友香さんの

 「母さんも友だちできた?」と小一の吾子(あこ)に問はれし仕事の初日

職場は、仕事の内容も給与も休暇も大事だが、やはり人間関係が一番重要な要素だろうか。

小宮山碧生さんの

 友の呼ぶ僕のあだ名はわるくない他のやつには呼ばせないけど

同じあだ名でも呼ぶ人によって印象が違うということか。どんなあだ名だろうか。天皇陛下は盆栽が趣味で「じい」というあだ名だったとか。


ちなみに満寿夫は

 まんが道ともに励みし友は今何処におわすたどる伝手なく

と詠んでご詠進した。
T君、M君、今もお元気でしょうか。
彼らと一緒に漫画同人誌「旅行案内書」をシコシコ描いていたのはもうかれこれ40年前の話だ。


あの頃は携帯電話はなかった。
年賀状のやり取りもいつの間にかなくなった。
市町村名や番地名も変わってしまったかもしれない。
その後の消息を知っていそうな人は思い当たらない。
この歌が入選していたら、それをたまたま目にしたら、連絡をくれたかもしれないが…、ありえないか。(^_^;)

 ことのほか仲の良かりし友となぜ疎遠になりぬ秋の夕暮れ

これは、先の歌が早くできたので、次の候補を練ってみたが、具体性がないし、「秋の夕暮れ」が唐突なのでボツにした。(^_^;)