最近はスーパーに行くたびに、いろいろなものが値上がりしていると感じる。
いつも買っていたものが、いつの間にかずいぶん高くなっている。

 

物価が上がる中、家計を守ろうと財布のひもはますます固くなる。買うもののグレードを下げたり、嗜好品を控えたり。

でも、そうして大切に守っている預貯金も、実は価値が目減りしているかもしれない。

 

「投資は怖いけれど、預貯金なら安心」

そう考える人も多いと思う。確かに預貯金は、基本的に元本が減らない。

でも、通帳の残高が変わらなくても、物価が上がればそのお金で買えるものは減っていく。


例えば、物価が毎年2%ずつ上昇すると、今100万円で買えるものを10年後に買うには、約122万円が必要になる。

預金に利息がつかないと仮定すると、10年後の100万円の購買力は、今の約82万円相当だ。
通帳には同じ「100万円」と表示されているのに、実質的な価値は目減りしている。

私が投資を始めたのは2021年。コロナ禍の中、友人から「今買えば儲かるよ」と勧められたのがきっかけだった。
最初は利益を出そうと短期で売買して、痛い目もみた。
当時は投資が物価高対策になるとまでは考えていなかった。

 

その後、お金について勉強するうちに、投資には値上がり益を狙うだけでなく、物価上昇に備えるという役割もあることを知った。

もちろん、投資には元本割れのリスクがある。

だから、生活費や急な出費に備えるお金は預貯金で確保したうえで、当面使う予定のないお金をどこに置くのか考えておきたい。

お金の数字を「減らさない」だけでなく、「お金の価値を守る」ことも重要だ。