22510)SHORT STORYS カケガエノナイモノ① | くわっちの推しと好きなことのブログ

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杏実)「あっ!?お兄ちゃん」目の前を歩いていた兄、優馬が一瞬で消えた。突然の事に慌てる杏実。


杏実)「落ち着け、落ち着け。こんな時は…」と消防団長である俊一に電話した。




優馬は幼なじみの阿弥と婚約したものの転職した先で上手くいかず、しかも阿弥と婚約したのも自分にとって良くないことではないかイラついていた。いや人生から逃亡したいと思って歩いていた。


そんな時前方に黒い楕円形のものが現れた。


優馬)「なんだ?」と思った瞬間、そのものに吸い寄せられるように落ちて行った。




杏実は俊一に電話して目の前に起きた事を話した。俊一は警察と消防に連絡してすぐさま駆けつけた。


俊一)「杏実大丈夫か?」

杏実)「お兄ちゃんが黒い穴見たいのに落ちてった」しかしその穴が消えてしまいかなり動揺していた。俊一は穴の位置、状況を聞いて動揺している杏実に代わり警察に話した。


警察は消防、消防団と合わせてその付近を捜索、穴掘りまでしたが優馬の消息は分からなかった。


その事を聞いた阿弥も駆けつけたが、現場について現状を知り、気を失った。その後俊一は行方不明者となった。入院した阿弥はショックが大きく記憶喪失になってしまった。