荒川)「綾さん、まずは明日の大阪にも行って下さい。」
綾)「はい。もしかしたらと言われてたんで。」
荒川)「取締役から、そこでみんなの動揺、不安をやわらげてほしいと…」
綾)「どういう事ですか?」
荒川)「今ここでは大きな声では話せませんが」と顔を中央に寄せる。綾と湯浅も寄せていく。
荒川)「実は会社が変わります。裏ではそういう話しが進んでて、それが急遽月曜日に承認されると言うことで取締役が慌てて帰りました。予定より早かったんで怒ってましたが(笑)」
湯浅)「この事で人事も大きく変わるからね、そのことは真木子にも伝えてあるんだ」
綾)「真木子さんにも?」
湯浅)「真木子にはやってもらわなきゃいけない大きな仕事になるからね。」
綾)「さっきなんか様子が変だったから、そのせいなんですかね?」
3人でこそこそ話しをしているので周りが気になり始めたので、
荒川)「詳しくは移動する車の中で。出発は7部が始まったくらいでお願いします。」
綾)「わかりました…」
湯浅)「明日もよろしく」
綾)「はい。」
荒川)「私は一旦名古屋の事務所に戻ります。あとはよろしくお願いします。」と控室を後にした。
綾は(やわらげてくれって…あれ?発表前に和らげてくれって、なんだ⁉️)そんなこと思いながら、会場に戻った。