くわっちの病名を明らかにしたその日、レッスン場は重い空気に包まれていた。
誰もが玲麗にかける言葉を失っていた。そんな空気を察して
玲麗)「パパをちゃんと世界一の場に連れていく。どんな形でも。約束したから❗みんなが私がガンバっていれば必ずそばにいてくれる。」
丸)「私たちの気持ちを桑原さんに魅せよう‼」と声をかける。重い気持ちを振りきるようにレッスンをしだした。
佐江)「一番辛いのは玲麗のはずなのに・・・」
玲奈)「昨日話したあとしばらくくわっちに抱きついて泣いてました。そして必ず連れていくからって‼あの子はもう精神的には私を抜いてます。私はまだ受け入れてませんから。」
今日から入院して治療に入っているくわっちはそばについてたいと話した玲奈に玲麗についてあげてほしいと頼まれ、レッスン場にいた。
くわっちの入院治療が続いていたが、投票の中間発表のため一時退院して劇場向かった。
抗がん剤の影響で髪の毛がなくなっていた、姿をみて涙ぐむメンバーがほとんどだったが玲麗だけは
玲麗)「つるつるさんだね⁉」
くわっち)「気持ちいいだろ⁉」とあえて普通に接していた。
そして中間発表の時間になり、くわっちいや桑原部長が劇場で発表する。
80位から発表していく。つまり最下位からの発表はかなりしんどいものだったが世界一になるためのメンバーを選ぶためには必要だった。
しかしメンバーは順位が良くなくても今は泣かないと決めていた。
時間をかけて速報順位を発表していく。
桑原)「第5位は・・・」