milkyは全国ツアーの準備とアルバム作成で毎日忙しかった。
東京での仕事も増え、阿弥と舜はLINEとかでお互いの近況を話すことが多くなった。
美優紀)「最近阿弥ちゃんと話すこと増えてんね~
舜)「あいつが頑張ってるのは凄く励みになる!」
美優紀)「ドキドキしたりしてたりしてるんじゃないの?」
舜)「少しは…」と顔を赤くした。
美優紀)「正直やな?ヤッパリ阿弥ちゃんの事、好きなんやな?」
舜)「それはわからん…でも最近また阿弥の声聞くと安心する」
美優紀)「今はお互いが大変やから、落ち着いたら決めたらいいんじゃない?」
舜)「決める?何を?」
美優紀)「それは舜がわかってることじゃない?2人にはもう障害ないし素直になればいいと思うよ!」
舜)「素直かぁ…でも今はこれに集中するよ!」
阿弥は舞台での活躍でメディアでの登場も多くなった。
ゲネプロから早くも3週間立ち阿弥の演技力も増していった。
疲れも溜まってるはずだが何故か毎日元気だった。それは舜とたくさん話すようになったからだ。
阿弥)「来週千秋楽迎えるからもしこっちにきたらご飯一緒に食べない?あっ!?勿論美優紀さんやさやねぇも平気なら一緒に!」
舜)「ちょうど来週、番組収録で行くからその時かな?みるねぇには話しとくよ。」と電話口では見えないがニヤニヤしている姿は舜自体もわかってはいなかった。少しずつだがあの頃に戻っていく感覚を2人とも感じてた。
その頃菜々はしばらく仕事で名古屋にいなかったが戸賀崎が紹介してくれた専門学校に通うため帰ってきてた。
その情報を知って、少し有名人?になった優はすぐさま菜々に会いたくて連絡をしたが…
菜々)「悪いな、優…学校終わったら、うちの曲をあるバンドに提供するんで打ち合わせがあるんよ!ごめんな…しばらくこっちにおるから連絡するよ!」そう言われ、凹んでいた。しかし優は優なりに忙しくなっていて、大学も休みがちになっていた。
優)「みんなに追いついてきたのに…」
マスター)「なんだ!優らしくないな!今はただタイミングが合わないだけたろ!菜々ちゃんだって今は自分の夢に向かってるわけだから必死なんだよ!そう凹むな!」
優)「わかってるけど…」と久々にマスターの店にいたが、
?)「すいません!渡辺優さんですよね?ファンなんです!サイン下さい!」と声かけられまんざらでもない様子で対応した。