優馬)「これは珠理奈ちゃんの手作りなんだよ!これだけじゃないんだ…今はまだ制作中だけどウェディングドレスとティアラもみんなの手を借りて作ってるんだ!」
玲奈)「最近帰りが遅かったり帰ってこないのはそのせいだったの?でもなんで?」
珠理奈)「私…お姉ちゃんにヒドいことした…死んでも償いきれない…でも…だからお姉ちゃんが幸せになること、なれることだけ考えてた…(グスン)そしたらお姉ちゃんは優馬さんという素敵な彼氏さんができて、実際ステキな人で、優馬さんと結婚して幸せになってほしい(グスン…)って、そしたらお姉ちゃんがヴァージンロードを歩いてる姿を夢見て…そうしたら私がドレスとか作りたいって強く思って、優馬さんに相談したの…」
玲奈)「ゆう君に?」
珠理奈)「お姉ちゃんごめんね…でもたまたま今お世話になっている、宮澤さんが優馬さんと知り合いで、優馬さんにお願いして紹介して貰ったの…その時にちゃんと私の事、全て話したの…」
優馬)「珠理奈ちゃんのことは、実はなんとなく噂を聞いていて…でも玲奈の妹だからちゃんとその話しを聞こうと思ったんだけと、最初は驚いたよ!」
珠理奈)「私がしたことは一生かけても償えない。死のうともした。でも無理だった。だから許してもらえるなんて思ってないよ。優馬さんはとっても素敵な人…だからお姉ちゃんには幸せになってほしいから…」と涙が溢れてきた。そんな珠理奈をそっと玲奈は抱きしめた。
玲奈)「ごめんね…信じてあげれなくて…珠理奈もツラかったんだよね。」
珠理奈)「お姉ちゃん…お姉ちゃん…ごめんなさい…ごめんなさい…」
玲奈)「もういいよ!もう私は平気だよ。プレゼントありがとうね!」と抱きしめた。周りも泣いていた。
達也)「珠理奈ごめんな…俺も信じてあげられていなかった。」
亮太)「俺もだ…珠理奈の気持ち知らずにキツいことを言った。ごめんな…」
珠理奈)「ううん~私が悪いから…ママだけは気にかけてくれたのはわかった。」
実絵子)「私から生まれた大事な子供だから、性格だってわかるわよ」
家族がまた一つになった。
優馬)「玲奈、珠理奈ちゃん良かったね!」
達也)「結婚なんだからいいんだけど、ダンディーズが優勝したらちゃんと認める。」
玲奈)「パパ~なにそれ~」とまわりの人も大笑いした。
みんなにとって、忘れられない玲奈の誕生日になった。