相川スタジオでは対談の準備がされ、3人がシャワーから戻るのを待った。
彩)「なんや!緊張しとるん!」とそわそわしている舜を見てからかい半分で話しかけた。
舜)「緊張はしとらんけど、阿弥はなんか雰囲気が変わったなって思ってな…病院であった時とは別人な気がした。」
美優紀)「すっかり舞台女優さんだね!」
彩)「でも阿弥ちゃんは阿弥ちゃんだよ!」と話しているとシャワーから戻ってきた阿弥をみて、舜は目を逸らしたが、それをしっかり見ていた彩は
彩)「今、阿弥ちゃん見てドキッとしたろ?」
舜)「そんなわけあるかい…って…なんでさっきから絡んでくるん?」と顔を赤くしながら否定したが、
美優紀)「ここに菜々ちゃんおらんで良かったね!」と追い討ちをかける。
舜)「もうえ~やろ!かなやん、さやねぇのマネージャーさん、スタッフさん始めましょう。」半ば強引に始めようとして周りが何故か大爆笑をした。そんな様子を阿弥は見てなんだか嬉しかった。
レッスン場横にテーブルと椅子が置かれているところに座り相川が用意してくれたドリンクやお菓子などがテーブルの上に並ばれていた。
対談というかお話し会のような感じでざっくばらんに話してほしいとスタッフに言われ、まずはスタッフの進行で話しは始まった。
スタッフ)「まずはske結成から解散まで順を追って教えて下さい。」
美優紀)「ここは舜から話して!」
舜)「俺っ!?」
阿弥)「元リーダーとしてね!」大きな目で軽くウインクされ、
舜)「あ…はい…え~っと最初は高校に入ってすぐに同じクラスの3人でバンド作ったのですがそのうちの1人はみるねぇの弟だったんです。ちなみにもう1人は自分の幼なじみです。で実は阿弥も一緒のクラスで何故かいつも一緒にいたんで阿弥もバンドに誘ってたんですが学祭の前に阿弥はみるねぇとlittle angelというユニット作ったんですよ。」
美優紀)「懐かしいな~」
舜)「でいろいろあって学祭の少し前にみるねぇが勝手にうちのバンドで登録して…」
スタッフ)「勝手にですか?」
美優紀)「うちのlaとSYNが組んだらスゴいバンドになると思って先生に話したらすぐ認めてくれたから…」
舜)「でもそれがいい結果になって…」
阿弥)「その時歌った青空片想いはskeの代表曲になったね!」
彩)「うん!!歴代のヴォーカルがプレッシャーになりながら作り上げたね!」