そして残りの発表は…
今村)「阿弥が抜けてしばらくたって、このままいくつもりだったけど、新メンバーをいれることになった。」
メンバー)「え~」
今村)「それだけじゃなく、そのメンバーがセンターで次の6thいく。」
智代梨)「どういうことですか?」
今村)「まずはこれを見てくれたらわかる」と言ってある動画を見せた。
そこに映っていたのはあるユニットのパフォーマンスだった。最初は黙って見ていたが、
涼花)「玲麗…」
楓子)「知り合いがおるん?」
涼花)「映ってるの中学の同級生…」
今村)「この玲麗…白石玲麗がうちの新しいメンバーだ…そして新曲のセンターをやってもらう」
智代梨)「確かにスゴいパフォーマンスだし、歌唱力もあるけど、次はセンターは涼花じゃないんですか?」
今村)「確かに涼花以外はセンターしたけど、誰も順番でセンターするなんて言ってないぞ!今回の曲は涼花では無理だ!」
咲良)「私達は聞いてもいないのに、わからないじゃないですか?」と珍しく声を荒げて話す咲良を制止するように、
智代梨)「曲のイメージでセンターを変えるのがMUSEです。しかし今回は私達はその曲を聞いてません。涼花がセンターのイメージに合わないなんて、私達は言えません。聞かせて下さい。」
玲奈)「ごめんね…今回は彼女でいくことになっていて、それは変えられないんだ!涼花ちゃんごめんね…」
涼花)「私はつ・次狙います…ちょっとトイレ行ってきます。」とその場を急ぎ足で離れた。トイレに駆け込んだ涼花は、声を押し殺して泣いていた。
メンバー全員、今回の新曲については納得していなかった。
玲奈も複雑だった…実は今回のことは涼花の為だった…しかしあまりにも玲麗の素質がスゴすぎて、このMUSEに入る事が本当にいいことなのか…わからなかった。
メンバーと運営てギクシャクするなか、新メンバーの玲麗の顔合わせをすることになった。
でもあんだけギクシャクしていたメンバーと運営の関係だと知らずに初対面なのにいきなり親しみやすい笑顔で話す玲麗に不思議として、親近感が湧くメンバーだった。
涼花)「だから嫌だったんだよ…玲麗と一緒は~」と笑う涼花の顔は数日前とは明らかに違っていた。
玲奈)「次のシングルのタイトルはmissionです!」
真理佳)「missionですか~試練なの~」
玲奈)「新しいMUSEの試練という意味です」