阿弥が玲奈に脱退を申しでてから、阿弥は玲奈と今村のとこに向かった。
今村)「話しは分かった。自分がスカウトしてきただけに残念だよ。でも事務所はどうする?」
阿弥)「はい…まだ決まってません…」
今村)「じゃあ、そのままうちの事務所にいなさい!うちとしてもいてくれた方が助かる!」
阿弥)「こんな私を置いてくれるんでか?」
玲奈)「良かったね!」
今村)「でもこれからが大変だ!1から仕事を探さなきゃいけないしマスコミはいろいろ言うだろから…」
阿弥)「はい!!大丈夫です。覚悟してます。オーディションも受けにいきます。」
今村)「じゃあ、メンバーに話さないとな!」そしてメンバーに脱退の話しをした。みんなはショックを受けた。
特に綾巴は大きな声で泣いていた。
玲奈)「阿弥ちゃんは責任を取ると言うのもあるけど、自分の力を試しに行くの!それは楽なことじゃないの!でも敢えてその世界に行く阿弥ちゃんを応援してあげてね。」
阿弥)「みなさん、この度は私のせいで迷惑をおかけしました。(深々と頭を下げる)このような事を起こし色々考えました。この間私の友人である元skeのメンバーが病室にきてくれて、決断できました。今村さんのご好意で事務所に残れることができ感謝いたします。最後に…みんな…ごめんね」と泣いた。それと同時にみんなが阿弥の周りに集まり
楓子)「私こそ、ごめんな…阿弥を追い詰めちゃったね…」阿弥は首を横に振った。
綾巴)「私…力になれなかったね…」
阿弥)「ううん…綾巴が話してくれたからみんなに会えて決断できたんだよ…ありがとう…」と2人は抱き合った。
阿弥の再出発が決まって次の日マスコミに報道された。やはり批判も多かったが、覚悟の上だったためそこにはもう以前の阿弥はいなかった。
大阪では…
美優紀)「阿弥ちゃん決めたみたいやね!」
舜)「うん!!でもまさかMUSEまで脱退するとは思わなかったけど…」
美優紀)「再出発きめたんだよね!次はウチらだよ!明日のライブ成功させようね!」
舜)「うん!!もう前しか向かない…少しでも阿弥の刺激になれば…」
美優紀)「そうだね!」
デビュー前の最後の大きなライブが明日に迫って緊張感も増してきたようだった。
次の日、ライブ会場は超満員となっていた。その中には、優、菜々、そして東京から阿弥が駆けつけた。
時間になり舜のギターソロから始まった。