舜)「いろいろ考えた結果やからちゃんとみんなに聞いてほしいんや」笑顔でいう舜を見て、どういう結果になるか逆にわからなかった。
夜、みんなはマスターの店に集まった。
彩も遅れて、店にきた。
舜)「改めて、オヤジの葬式を手伝ってもらってありがとう!」みんな、ううんと首を振った。
舜)「で、あれからいろいろ考えたんだけど、その事をちゃんとみんなに話そうと思った。」みんなは黙って聞いた。
舜)「みんなの想い、嬉しかった。だからみんなと卒業したい…いや卒業する!」
優)「やったぁ~舜ならそういうと思ったぜぃ~」
舜)「ただ…大学は大阪に行く。店は縮小しうちのは1店舗だけになったけど、手伝おうと思う…」
菜々)「わかった…でもバンドはどうすん?」
舜)「多分続けられへん…卒業したら脱退するつもり…ごめん…」
優)「あ…あのさ~お・落ち着いたら戻ってくるんだよな?」
舜)「わからん…いつ落ち着くかわからんから…」解散…みんなはショックで言葉にでなかった。
マスター)「ツラいけど、舜が決めた事だから仕方がないんじゃないか?」
あづさ・奈々)「あの…」
舜)「どうした?」
あづさ)「こんな時に…私達受験勉強に専念しないといけなくて…決まるまで自粛したいんです…」重なることは重なるというのはこの事で…
彩)「まぁ…しゃないよね…でもさ~みんな一緒に卒業できるなら、とりあえずそこまで一生懸命やろうよ!」
なんとなくまとまったがどんより暗い気持ちになった。
夏休みとしては今年が最後になるだろうLIVEをたくさん行った。
その頃MUSEの阿弥はクリスマスのドラマの演技が好評でなんと10月からの連ドラのヒロインに選ばれた。
相手役はそのクリスマスのドラマに出ていた流星だった。
ヒロイン抜擢には流星が後押ししたという噂も流れた。
そんな噂話もあり、舜には話しずらかったのか菜々には報告していた。
菜々)「まぁ~おめでとうやな?着々と階段上がってるな?」
阿弥)「ありがとう !でもskeは舜が脱退したらどうなるの?」
菜々)「正直わからん…残ったメンバーで続けるか、解散…やな?」
阿弥)「なんか寂しいね…」
菜々)「でもみんなで卒業できるから、よしとしなきゃね!阿弥…恋愛は自由や…もう舜の事は気にしなくてもいいんちゃう?それとも…まだ…」いきなり核心に触れる菜々に戸惑う阿弥だった。