美奈)「お父さんが倒れた…」
舜)「えっ…」突然の事に動揺する舜だったが、みんなが心配しすぐに実家がある大阪に帰るよう促した。
舜が大阪に着いてすぐに病院に向かった。
病院に着き、病室に入ろうとしたが一瞬躊躇した。
舜)「面会謝絶…」震える手でドアを開け、中に入った。
中に入ると、いろんな医療器具が父親に繋がれているのを見て、
舜)「オヤジ…」余りの姿に涙を零した。
美奈)「舜…きてくれたんだ…」
翼)「お兄ちゃん!」
舜)「翼…でオヤジはどうなん?」
美奈)「くも膜下出血だって…奇跡的に一命を取り留めたけど後遺症は…」と言いかけた所で泣き出した。
翼)「お母さん…お父さんが倒れてからずっとこんなんなの…」
美奈)「お父さんね!舜がテレビに出たりして有名になるのと同時に俺も頑張らなきゃ…って」
翼)「力いれすぎたんだよ!いつもね、お兄ちゃんの自慢してて、好きな事を続けさせたいって…」そんな話しをしていたら、父親の意識が回復して、後遺症からかまともに話せないのに、
雅人)「大丈夫…だから…帰れ…」
舜)「オヤジ…」その一言に黙って病室を出るしかなかった。
翼)「お兄ちゃん、ジュース奢って!」自販機で飲み物を買って2人で飲んだ。
翼)「お兄ちゃん…続けるよね?」
舜)「会社はどうなるん?」そこに美奈がきて
美奈)「当分は私がやるわ…舜は受験勉強しないと…せっかくいい友達と巡り会えたからそこでちゃんと卒業してほしい…」
舜)「でも…」複雑な心境なまま名古屋に戻ることになった。
菜々)「雅パパどうやった?」
舜)「一命は取りためたけど…後遺症が残るらしい…仕事はもうでけへんかも知れん…」かなりツラい表情の舜に菜々以外は声をかけられなかった。
菜々)「会社はどうすん?」
舜)「とりあえず、お袋がやるらしいけど、多分無理やな?」
菜々)「辞めるんかい…舜が継ぐって、まだ高校生やし…難しいな…」
優)「なぁ~…マジメな話しなんだけど、一緒に卒業できるよな?」
舜)「……一緒に卒業したい…けど…今の現状考えたら、大阪に帰った方がいいか…どうしたらいいか…わからん!」
菜々)「うちらがどうのこうのいう問題やないからちゃんと美奈ママと翼と話しあって…」
優)「LIVEやCDはどうする?」
舜)「LIVEはやる…CDは少し考えさせて…」18歳前の舜には難しい試練になった。