一つの目標であったバンド甲子園もNBCの優勝、そしてskeは審査員特別賞をもらった。終わったあとは取材攻勢でその時はみんな笑顔だったが食事をし始めた頃から、やはり目標であった優勝ができず、悔しさもあって、みんなは淡々と食事をしていた。
特に美桜は自分のできる最高のパフォーマンスをしたため精魂尽き果てたようで食事も喉が通らないようだった。そんな光景をみて、リーダーの舜は、
舜)「今回は優勝という名前は貰えなかったけど評価は優勝と一緒って秋元さんは言ってくれたんだ!しかもドラマの挿入歌も頂いた。だから胸張って、名古屋帰ろう!」
菜々)「そやな!舜の言うとおりや!ウチらは最高のパフォーマンスをした。それを評価してもらったんだ!」
彩)「暗い顔しとったら、参加したグループや応援してくれた人達に失礼やな?」
美桜)「私の力が足りなかったでしゅ…ごめんなさい…」
優)「謝ることなんてない!美桜は今までの中で最高だったぜ。アネキや阿弥や奈和に負けてない。お前達が頑張ってくれたからこの賞をもらえたんだ!ありがとう」と珍しく美桜を誉めた優を誰も突っ込まなかった。
みおるど)「ありがとうございましゅ…」と泣いていた。
舜)「明日帰るのが夕方だからみんなでどっかに行こう!
菜々)「ディズニー行きたかったけと、時間ないな!じゃあソラマチ~スカイツリー行こうや!」
彩)「そこなら買い物もできるし、水族館もあるからいいか」
優)「いいけど…俺、高いとこ苦手なんだよな~」
菜々)「だらしないな~」
優)「うるさいな!行くからいいだろ!」
舜)「じゃあ決まりだな!明日は9時にロビー集合な!」と各自部屋に戻った。
次の日夕方までみんなは楽しんだ。そして夏の思い出となった、東京を後にした。
新幹線の中ではもうドラマの挿入歌作成に向け、テーマなど話していた。
舜)「提案があるんやけど…」
優)「珍しいな!」
舜)「応援してくれた人に感謝したいんや!帰ったらライブしたい」そういうとみんなの顔を見ると、みんなはうんうんと頷いていた。どうやら気持ちは一緒のようだった。
2時間後…名古屋に着いた。降りてから、メンバーに気付いた人達で改札までもみくちゃになりながら迎えにきた、マスターの車に乗ってそれぞれの家に帰った。
メンバーは自信と経験を胸に次なるステップに向けて歩き出した。
バンド甲子園編ありがとうございました。