司会者)「さぁ~本戦1回戦最後のskeの得点は?」と少し間があき、
司会者)「98点~決勝進出の最後の枠はske~」最後の一枠が決まりメンバーは手を取り合って喜んだ!
これで、NBC、KJG、HRそしてskeが決勝進出を果たした。優勝候補は予選会から唯一勝ち上がってきたNBCと下馬評通りskeの2グループに絞られたと周りは騒ぎ始めた。
それぞれ決勝進出を果たしたグループはインタビューを受け夕方から始まる、最終決戦に向けた。
菜々)「これで終わりやないから、気締めていこうや!」
優)「ここまできたら優勝したい!」
みおるど)「優勝したいでしゅ~」
舜)「これでようやく、頂点への挑戦権を貰ったんやから、肩に力入るのはわかるけど最後はここまで後押ししてくれた人達への感謝を込めてやろう!そして楽しもう!」
彩)「そうやな!」と一致団結してるところにギュルル~とお腹が鳴る音がした。
美桜)「お腹すきました…」顔を真っ赤にしている美桜を見て笑った。
舜)「とりあえず楽屋のケータリング食べよう」とこの8グループだけに用意された、豪華なお昼ご飯を食べることにした。
それぞれ好きな物をとり席に着いて食べようとしたら、徳本が近寄り、
徳本)「流石お前らが作ったバンドやな?」
舜)「お前こそ!うちのメンバーも感動しとったぜ!」
徳本)「うちらはskeに負けない、必ず優勝してデビューする。」
舜)「うちらも優勝するために参加した、だから負けない」と自然にグータッチをしてお互いに全力を誓いあった。
彩)「なんか、ええな~ライバルがおるって!」
菜々)「男しかわからん何かがあるんやな?」
優)「なんか幸せだよ!こんなとこにいれて」
舜)「さぁ~美味しいお昼食べちゃって、最終リハに入る前に軽く練習しよう!」
決勝戦の演奏順は1回戦の4位からで20分のライブ方式で、結果は全グループが終わったあと優勝グループだけ発表される。実はこの決勝戦だけは2時間半のテレビでの生放送となっていた。
生放送を控えて各グループリハでは中は見れないようになっていて呼ばれるまで離れた楽屋で待機されていた。
優)「しかし生放送なんて緊張するよな~」
菜々)「まぁ~な!」と次々呼ばれてリハが始まった。全てが終わり、しばらくして決勝戦が始まる時間になった。
司会者)「第1回バンド甲子園決勝戦開始です~」
第83話に続く~