司会者)「でわバンド甲子園開催いたします!」
優)「始まるな…」
舜)「あ…」
司会者)「まずはグループAからでは…」と予選が開始された。各グループ1曲ずつの一発勝負。審査は審査員が3人が各10点、会場の一般審査員が70人、1人1点の100点満点で点数がつき終わった時点で得点がでるといういわばこの予選が一番酷である。
優)「推薦で良かったな…」
菜々)「しかし始まったばかりやけど凄いわ…うちらとやるグループやけど…」と珍しく弱気な菜々を舜は…
舜)「だからここで優勝することに意味があるんや!」と力強い言葉にみんなも頷いた。
グループAは3グループ終わり現在1位は北海道代表のグループで93点だった。このグループ最後はNBCだった。演奏直後からみんなの表情が変わった。
舜)「徳本…レベルが上がってる」
菜々)「徳本ってこんなに凄かったんだ!」
彩)「レベルが凄すぎる…」そしてNBCの演奏が終わると同時に舜は立ち上がった。
優)「得点みないんか?」
舜)「決まりや…練習する…」と舜の表情が強張っているのを見て、みんなも立ち上がった。その時…物凄い歓声がした。
司会者)「NBCの得点はな・なんと99点…グループAはNBCが決勝1回戦に進出決定しました~」
NBC徳本)「舜…明日熱いバトルにしようぜ!」となんと壇上から舜に挑戦状を叩きつけ、会場はどよめいた。
舜はそれには答えなかったが表情はさっきの固い表情からなんとなく笑みがでてるように見えた。
菜々)「ワクワクしてるんやろ?」
舜)「今日は納得いくまで練習やめへんけどいいか?アイツが全力でくるならうちも全力でやらなきゃいけん」と名古屋のメディアの協力で近くのスタジオを借りて練習しだした。
会場では次々に本戦出場グループが決まって行った。
全グループが決定したその頃、舜の携帯が鳴った。
舜)「はい!もしもし」
柿沢)「舜君?まだスタジオにいる」
舜)「柿沢さん!いますよ」柿沢とは帯同している名古屋のメディア(メディアA)のテレビ局のディレクター。
柿沢)「ちょっと本戦の対戦ルールが変わったから近くにいるから説明しに行くよ!10分ぐらいで着くから待ってて!」と電話を切った。
舜)「なんか本戦のルールが変わったみたいで柿沢さんが聞今からきて説明してくれるらしいよ!」と話して10分後柿沢が到着し説明しだした。
第79話に続く~