数日後阿弥は玲奈に呼ばれた。
玲奈)「阿弥ちゃん…実はさっきね…」といいちょっと間があき
玲奈)「週刊MONDAYの編集部の方から電話あって、舜君が載るらしいの…」
阿弥)「えっ!!なんでてすか?」
玲奈)「どうやら阿弥ちゃんのことを話したらしいの?」
阿弥)「私の事ですか?」と不安そうな眼差しで玲奈を見つめた。
玲奈)「詳しいことは聞けなかったけど悪いことは載せてないと編集部の人が言ってたよ」
阿弥)「でも…舜に迷惑かけちゃった…」今にも泣きそうな表情になったが、
玲奈)「とりあえず記事がでたら見てみようね」
阿弥)「はい!!でも見るのが怖いです」
そして発売日になり、阿弥は舜の想いを知って、号泣した。
玲奈)「舜君、凄いね!」
阿弥)「はい…」
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舜達の学校でも雑誌を持ち込む生徒もいて騒がしくなっていた。
菜々)「舜大丈夫か?」
舜)「何が?」
菜々)「いろいろ言うやつとかおるやろ?」
舜)「別に言われたからって関係あらへん…」
優)「しかし舜は強いな?」
舜)「別に…強くもなんともない…」
美桜)「舜君、有名人でしゅね?」
舜)「有名人なんかじゃないよ!」
美桜)「だって雑誌に載るなんて芸能人みたいでしゅ!私も出たかったでしゅ!」
優)「ヤッパリ美桜は美桜だな?」とみんな頷いたけど美桜だけはわかってなかった。
菜々)「そういえばバンド甲子園のヴォーカルどうする?」夏休みに行われるバンド甲子園は本来予選があるがskeは推薦を受けて予選免除になっていた。
優)「そうだよな?阿弥も奈和もいなくて…」
美桜)「ごめんなしゃい」
舜)「何謝ってるんだよ!」
菜々)「優はすぐいらんこという」
優)「美桜には悪いけど阿弥と奈和が凄すぎたから…」
美桜)「はい!!わかってましゅ!またオーディションしないんでしゅか?」
舜)「今は考えてない!今のうちのヴォーカルは美桜なんだから自信もたなきゃあかん!」
菜々)「そ~やな!美桜頑張ろうや!」
美桜)「はい!!ありがとうございましゅ!がんばりましゅ!」しかし舜は美桜にそう言ったものの、今のままでは勝てないこともわかっていた。
そんな中バンドの練習帰り駅前の路上で一際、人を集めてる路上ライブがありそれを見たみんなは驚いた。勿論歌も良かったがその歌ってる人が誰だかわかり驚いた。
第45話に続く