ライブが始まり、最初の曲、青空片思いが始まった。
久しぶりに聞く阿弥と美優紀のlaの歌声は健在いや以前より数段上がっていた。
観客としてきていた、家族はもとより、戸賀先、マスター、今村、玲奈も驚いていた。
歌い終わり、
美優紀)「不思議…会ってなかったのに、阿弥ちゃんとは相性がいいみたい…」そう美優紀は思っていた。
玲奈)「美優紀ちゃんうちにこないかな~」
ske初期メンのステージが終わり、一旦美優紀と阿弥は客席に座り新生skeのステージを見た。
奈和のサックスや頑張って覚えた美桜のクラリネットといった楽器も使ったセトリは今村や戸賀先といった音楽関係の人達も興奮していた。
戸賀先)「メジャーデビューしててもおかしくないですよね!」
今村)「私もそう思います!」
そして、いよいよクライマックスに近づいた。
菜々)「阿弥!」
阿弥)「うん!!」再び阿弥がステージにたった。
菜々)「阿弥と私はずっと友達、そんな想いで作りました。聞いて下さい。」と2人は歌いだした。
菜々)(何となく似てる、そんな感じがしたの。そう君と初めて逢った時人見知りして様子を見てる。不器用なとこ私と同じ)
阿弥)(ゆっくりと少しずつ言葉交わして心と心向き合えたよね。同じ空見て思う何かがとても近いとわかってきた)
菜々)(表情を見てるだけで胸の内伝わるから私だけがつらいんじゃない何だか安心した)
阿弥)(君となら歩いて行ける。そうどんなに長い道程でも、本当の自分で歩いて行く)
菜々)(背伸びしないであるがままに2人は変わらずあるがままに)
時々2人とも込み上げる感情を抑えながら歌ってる姿をみんなも感じていた。
阿弥)(お互いに何となくわかり過ぎて先回りして喧嘩もしたのね、ぶつかったその痛みも最後は分かち合ってきた)
菜々)(人前で泣けないからいつだって微笑んでいた。その胸に隠したもの私もどこかにある)
阿弥)(君となら夢見ていけるもし悲しい雨に降られたって濡れながら普通の自分でいい飾ることもなく信じるまま2人は未来を信じるよ)
菜々)(君だから一緒に行けるどんなことが先に待ち受けても同じよに涙を流せるから1人じゃないんだ)
2人)(強くなれる君がよくわかる私と似てる)歌い終わり抑えてた感情が爆発し2人は抱き合って泣いた。この曲で終わりかと思ったが舜からのサプライズが始まった。
第37話へ続く~