ある日、阿弥はMUSEのプロデューサーである玲奈に相談していた。
阿弥)「私…最後にskeとしてみんなと歌いたい…」
玲奈)「話しはわかったわ!ツラかったね。う~ん正直厳しいけど引っ越しする前ならなんとかなるかな?」
阿弥)「はい!!気持ちの整理をちゃんとつけたいと思います。」
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そして阿弥から久々に舜に電話があった。
阿弥)「ゴメンナサイ、こんな時間に…」
舜)「阿弥…」
阿弥)「あのね!実はお願いがあって…」
舜)「お願い…?」
阿弥)「私…まだ…ちゃんとskeとお別れしてない…」
舜)「……」
阿弥)「引っ越しする前にみんなと一緒に歌いたい…玲奈さんには許可もらってるの…だめかな?」
舜)「わ・わかった…みんなに相談してみる」そういって電話を切ると菜々と優に電話した。
菜々)「けじめつけたいか…skeとしては不完全なままやからな~やるしかないやろ!」
優)「うちらが有名になったのは阿弥のおかげだしな…ちゃんと俺らもけじめつけないとな…」
そんなことで一夜限りの阿弥の復活ライブが決まった。
菜々)「舜…私…阿弥とは親友…私も曲作ってもいいかな?」
舜)「大丈夫か?俺の曲もアレンジやってもらってるのに」
菜々)「平気や!阿弥と歌うねん!」
舜)「そうか…友達としてちゃんと送りださなきゃあかんよな!」電話を切ると日程を調整した。そして急ピッチで未完成なままの曲を作り出した。
それから菜々が先に曲を完成し、みんなに聞いてもらった。
優)「私と似てるはどうかと思うけど、珍しくいい曲じゃないか?」バコッ!イタッ!
菜々)「一言多いんじゃ!」
舜)「あとは阿弥と連絡取って合わせられる日作るだけやな?」
優)「舜はどうなんだ?」
舜)「あ~もう少しでできる!ただ当日サプライズで聞かせる」
優)「聞けないんか?」
舜)「一応菜々にアレンジを手伝ってもらってるから悪いがそれ以外は…」
優)「え~俺もだめなんか?」
菜々)「これは舜が阿弥に送る歌や!ガマンし!」
舜)「悪いな…」
優)「わかったよ!でアネキはどうする?」
舜)「遠いからな~一応連絡しておいてくれへんか!」
優)「わかった…まぁ~舜が連絡したら、すぐ来るとはおもうけどな!」
舜)「あのな…」と苦笑する舜
菜々)「ホンマに優はいらんことばかりしか言わへんな!」
第34話に続く~