影アナ)「みんな盛り上がってる~」聞き覚えがある声だった。「私達デビューします」とでてきたのは阿弥がいるグループだった。
生徒)「うぉぉぉ~」
阿弥)「私達MUSE(ミューズ)です」一礼するメンバー。
生徒)「阿弥ちゃん、阿弥ちゃん~」生徒でskeのメンバーでもあった阿弥の人気は一目瞭然だった。それを複雑な思いでみていた舜がいた。そして…
玲奈)「みなさ~ん」とでてきたのはプロデューサーの玲奈だった。でてきた瞬間ものすごい歓声が響き渡った。
玲奈)「MUSEのプロデューサーをしています松井玲奈です。今日は阿弥ちゃんの学校の卒業式ということでサプライズで御披露目させてもらいました。よろしくお願いします」
生徒)「うぉぉぉ~」
玲奈)「でわメンバー紹介します。まずは宮脇咲良(ペコリ)、矢倉楓子、大島涼花、北川綾巴、谷真理佳、リーダーの中西智代梨、そしてこの学校のアイドル柴田阿弥~この7人で頑張っていきます。」
阿弥)「でわ歌います。まだオリジナル曲はありませんが2曲唄わせていただきます。1曲目は会いたかった、2曲目は仲間の歌です。よろしくお願いします。」
メンバー)「よろしくお願いします!」
玲奈が下がり、MUSEのメンバーがポジションについた。
センターは阿弥だった。在籍する学校とあって抜擢されたようだ。
♪会いたかった、会いたかった、君に~♪
さすがに阿弥コールが多いが、早くも他のメンバーのコールもあり盛り上がった。その中に何故か玲奈コールも混じっていてプロデューサーである玲奈は苦笑してた。
そして舜は、阿弥がすごく遠い存在に思えていた。
優)「阿弥の人気凄いな!完全にアイドルだよ」
菜々)「そうやな?」とチラリと舜の表情を見て
菜々)「でも阿弥は阿弥や!」
美桜)「阿弥しゃん、しゅごいでしゅ!」
優)「でも美桜と歳一緒じゃん!」
美桜)「でも憧れでしゅ!」舞台袖でそんな会話していたら、2曲目の仲間の歌になっていた。これは玲奈がぜひに、と 選んだ曲だった。離れても仲間だよっていう想いをこめた曲だからだ。そして曲が終わり、玲奈も舞台に戻り、
MUSE・玲奈)「ありがとうございました~」と深々と頭を下げた。舞台袖に戻りメンバーとすれ違い、
舜)「す・すっかりアイドルやな?」と笑顔で言葉を交わしたが、その笑顔は無理しているように誰もが思った。
菜々)「次うちらやで…」
続く~