ライブの初日、ある関係の担当者が会場にきていた。その担当者は戸賀崎から連絡を受け3日間、全ライブを見ていた。
その担当者は芸能界のスカウトマンだった。しかし最終日まで知ることはなかった。勿論、skeも当然知らずライブが始まった。
クリスマスらしくみんなでサンタの格好をした。初日、2日目のセトリはあなたとクリスマスイブとJUJUの雪のクリスマスにした。阿弥のあアーティストそしてアイドルとしての素質が開花してきた。
ライブが始まり舜のギターから始まり阿弥が歌い出した。
阿弥)「街灯が点る頃に 降る雪が少し 粒の大きさ増した
さっきから もう首が痛くなるくらい 見つめている空
瞬きをたくさんして 目に入る雪をはらう~」このライブが始まる前にしっかりボイトレもしていた。透き通る声が会場中に響き渡った。聞いていたスカウトマンもメモを取り出し何かを書き出した。
阿弥)「最大の宝物…」1曲目が歌い終わった。
舜)「2曲目はあなたとクリスマスイブです。」と菜々と阿弥が歌い出す。
阿弥)「どんなプレゼントより
あなたの両手に抱かれたかった
菜々)「紺のコートの胸に
おでこつけたまま ずっと」
阿弥)「粉雪が二人を包んで
街の灯(ひ) 点り始めても
離れたくないよ
この場所から」
阿弥・菜々)「永遠より 一秒長く
世界で 一番素敵な
クリスマスイブをありがとう
いつか 今日を思い出すわ
Merry Xmas and I love you」菜々もハモりをしっかり練習をしていた。隣で演奏する舜には、阿弥の素質がこのバンドでは収まらない気がしていた。それだけ阿弥の持っているオーラが凄いものだった。それはきているスカウトマンもそう思っていた。
無事初日が終わった。そして2日目も終わりあっと言う間に最終日がきた。チームKも合流して単独ライブが始まった。チームKのダンスから始まり、阿弥のソロ、各ユニットと楽しいライブとなった。
ライブは大盛況のうちに終了となった。そしてみんなの元へ、あのスカウトマンが戸賀崎と一緒にやってきた。
戸賀崎)「お疲れ様!ちょっと紹介したい人がいるんだけどいいかな?」
舜)「はい!」
スカウトマン)「初めまして、私こういう者です」と名刺を渡した。そこには尾崎オフィス、スカウト担当今村と書かれていた。
優・菜々)「スカウト~」と驚いた。しかしもっと驚くことが起きる。
第22話に続く~