阿弥)「ねぇ~舜ちょっといい!」
舜)「なんだよ!」
阿弥)「いいから…」と廊下に連れ出す阿弥。
阿弥)「あのね!実は美由紀さんに舜の事好きかって聞かれて、で大切にって言われた」
舜にはなんのことかわからずただ困惑するだけだった。
そんな中、優が、
優)「なぁ~今マスターからメールきて、話したいことがあるから学校終わったらみんなできてほしいって!」
阿弥)「美由紀さんなことかな?」
菜々)「このタイミングならそうちゃう?」
優)「しかしアネキは勝手すぎるぜ!」
そんな中授業が始まったが、舜は気もそぞろで集中できず、それを見ていた阿弥も集中できずにいた。当然食欲もなく、1日会話すらせずに過ごした。1日が終わり、マスターの店にみんなで向かった。
マスター)「きたか?ちゅうどいいお客さんいないから優準備中にしといて!」
優)「わかった!」
マスター)「まぁ~座ってくれ!」そう言ってみんなに飲み物をだし、あるものを舜に渡した。
一通の手紙だった。
マスター)「美由紀からだ」とその手紙を舜は目を通したがすぐに菜々に渡した。菜々はそれを読んだ。
文面…(みんなごめんね。突然いなくなって…!少し前からいろいろ考えて、アメリカに留学することになりました。みんなとバンド組めたことすごく楽しかった。でもね、それがある日から…苦しくなって辛くなった!だから私はみんなから逃げた。卑怯だ。でも私にはそうするしかなかったの。これ以上一緒にいればお互いの関係が壊れる。いやこんなことしたから壊れたかな?サヨナラすら言えないそんな私です。みんなと会うのは怖いんです。だから多分卒業式にもでないつもりでこっちにきてます。だから多分…みんなとはもう会えません。ゴメンナサイ。」そう綴ってあった。
舜)「卑怯だよ!みるねぇ…」小さい声で話したがそれ以上涙で言葉にならなかった。
阿弥)「美由紀さん舜の事好きだったんだね?」
優)「アネキヤッパリ勝手だよ!2人をくっつけたのアネキじゃん!」
菜々)「それだから、好きになって苦しんだんだよ!」
優)「だけど、それじゃ阿弥だってかわいそうじゃん!」
阿弥)「私、美由紀さんには感謝してる、でも私だって舜の事が好き…」阿弥も複雑なのか涙でそれ以上は言葉にならなかった。
マスター)「実はな…」重い空気の中話しだした。
第18話誰のせいでもない②に続く~