初めてパチンコ屋さんに行ったのは18だったと思います。
それこそフラリと吸い込まれるように入りました。
それもたった一人。
しかも、やり方もなにも全然わからない状態でした。
今でもどうしてパチンコ屋さんに入っていったのかわかりません。
その店は結構空いていました。
スロットの台に座りました。
アラジンだったと思います。
1000円札でメダルに交換してそれを使ってスロットを動かすというのはわかりました。
それが、今思うとお座りフィーバー状態で、噴いたのです。
三日月が揃い、らくだが揃い…それでも意味が全くわかりません。
派手な音をたてるスロット機を前に、どうしたらいいのかわからず一人おろおろしていました。
すると、同じアラジンの島で打っていたOL風のお姉さんがすっと近づいてきて、私に
「やり方わからないの?」
と親切に聞いてくれたのです。
「はい、実はまったくわかりません」
と言うと、お姉さんは色々と教えてくれました。
今私の台がフィーバーしている事。
こんな風にレバーを押していきなさい。
お礼を言って改めて自分でレバーを押しはじめました。
とにかく押せば押すだけメダルがジャラジャラと増えていきます。
しばらくすると下の受け皿いっぱいにメダルがたまりました。
私はその時まで、パチンコというものを本当に知りませんでした。
大量のメダルやパチンコの玉は全て景品に換えられるという事は知っていましたが、
その景品は一体何にしようか…そんな事を考えていたのです。
やっぱりよくわからないからこれでやめとこう。
そう思って立ち上がり、メダルを箱に入れていると、交換ですか?と係りの人に尋ねられたので頷きました。
島を通りながら、さっき打ち方を教えてもらったお姉さんにありがとうございました、と頭を下げると笑顔を返してくれました。
私が驚いたのはその後すぐでした。
係の人はメダルをジャラジャラと受付のスカウターに通し、ハイ、といって景品を寄越したのです。
私はそれまで、景品は自分で選べるものと思っていたのです。
カウンターやガラスの棚にある景品の中から何にしようかな~何と交換できるのかな~なんて考えていました。
でも、カウンターのお姉さんが寄越したのは、沢山のプラスティックに入ったケースを山盛りでした。
貰った瞬間、目が点になった事を覚えています。