blogを読むと、
私は「明らかに頭おかしい人」「気持ち悪い女」
に見えるかもしれませんが、
42歳軽度発達障害、
マスキング(他人に不快感を与えたり無用な人間関係トラブルを避けるために定型女子に成りすますこと)
は上手です。
子供のころは明らかにおかしくて、
幼~小と友達も作れなかったし、
親とか親戚にもすごく嫌われていたのですが、
発達障害という言葉は知らなくても
「こういうことを言ってはいけないんだな」とか
「こういう態度は誤解の元なんだな」
と学習してだんだん、定型女子らしく振舞うのが上手になってきました。
(そもそも性自認がゆるく、自分が女子というのも二人も出産しておいて何ですが、いまだに納得していません・・・
私が女性であることは自分としても気持ち悪いし、周囲の人はなおさら嫌悪や不快を感じていると思います
思いますって言うか被害妄想ではなく実際男の子達に言われたし)
「やれる!」
と思ったのは正直30代以降ですね・・・。
挨拶、ヘアメイク、姿勢、視線、歩き方、
仕事の進め方、会話・・・。
恐らく、ちょっと会話をした程度では発達障害に見えないと思います。
(鋭い人ならわかるかも)
そこそこ就業に耐えるレベルの軽度発達障害あるある
1.求められるマスキングの強度がわからない
2.そもそもマスキングが苦しい
3.自分の感情や人間としての尊厳が失われていく
4.鋭い人にはバレる
5.普段は定型っぽくしててもパニックやフリーズ、癇癪などでバレるので結局人間関係を形成できない
あるあるですねー。
私クラスの軽度発達障害の方の文章を読むと多くの方が同様に苦しんでいらっしゃいますね。
1.求められるマスキングの強度がわからない
わかりません。
まるでしないとあっという間に他人に物理的にご迷惑を掛けてしまったり、
あるいは不快感を与え袋叩きか村八分なのは経験からわかっています。
発達障害だと知らないころから雑誌とかネット、あとPHPの本なんかで
人に好かれる女子っぽい振る舞いや言い方を研究したり、
それから好きな人の素敵な言い方を真似したり。
そして変なこと、変わったことを言わない!
(何が一般的でないのかは感覚ではわかりませんが、知識や暗記ではわかります、丸暗記です)
しかしですね、
周囲を見ると、ちょっとくらい変なことを言っても嫌われるどころかそれで好かれたり興味を持たれたりする人がいて、
びっくり仰天します。
「えー!?あんなこと言っても愛されるんだ!?」
(普段の行いや努力だと思います)
あと、「好かれる女、嫌われる女」系のマニュアルに反した行動をしても愛されている人もいます。
「わー!いいなあー!!私はいつも気持ちを抑えていて思っても言ったりしないのに」
とつい思っちゃいます・・・。
そして、マスキングに成功して、一定のうっすらとした好意を得たとしても、
虚しいのです。
出産前の職場では、皆様に素敵なプレゼントと、メッセージの色紙を頂きましたが、
「これを頂いたのは私じゃない・・・
『好かれるOL嫌われるOL』のライターさんだ。」
とつい考えてしまいます。
もちろん有難いことで、
近所一帯の嫌われ者で教師ぐるみのいじめられっ子だった私が
ふつうに一定の評価をいただいた、私努力してるじゃん
とも思いますが、
やっぱり虚しいです。
だいたい、好かれるために努力すること自体が卑しいですよね。
といってもきっかけは
卑しくズルをするつもりでしているわけではなく、
こちらが好意を持って接しているのに悪意や嫌がらせにとられて怖がられたり、
いるだけで不快な思いをさせてしまったり、
他人に迷惑を掛けてしまったりしない程度にマスキングしたいのですが、
私はやることの強度がわからないんです・・・。
だいたい、わからないんです。
相手の希望に沿った仮面をかぶれと言われたり、それがインチキだ、嘘つきだと糾弾されたり。
たぶん、いい感じに常識的に振舞えばいいんだろうけどその強度がわからない。
だいたい常識って人によってバラバラですよね。
家族に対してもある程度の仮面はかぶっています。
2.そもそもマスキングが苦しい
定型女子らしく振舞う。
朝起きてメイク。
ハイライトとシェーディングに拘って私の顔の最大の(しかもどうにもならない)欠点であるフェイスラインの醜さをカバーし、
アイメイクは好きです。
目のところに好きな目の絵を描くだけです(笑)
最近は遊び心でちょっと布袋さんっぽくしてます(笑)
(元顔が違いすぎるので似ないし失礼ですが・・・そこだけは自分らしくいられるし、気分は上がります!)
お洋服はカラーアナリストさんにアドバイスされたとおりのくすみ系パステルカラーでゆるふわOLファッション。
ママになってからはジーンズが多いです。
服を着るというより、舞台衣装を着ているような気分です。
あるいは、女性なのに女装気分(笑)
人にあったら目をそらさず、目を凝視しすぎずあいまいにお顔のあたりを見てご挨拶。
マルチタスク性能が低いのと、用事の間に別の用事挟まると忘れっぽいので、
仕事は速さより正確さを心がけて一つ一つ丁寧に。
アスペ女子あるあるでガールズトークは苦手ですが、
だいたい聞き役に徹してちゃんと相槌を打つ。
笑顔で。
ずっと何かを演じているような感じで、疲れます。
嘘をついているようで罪悪感も感じます。
(最近は嘘にならないように、まるきり違うことを言わず、日本語の表現方法を変えるとか、そういう風にしています
それもけっこう布袋さんをお手本にしています
布袋さんって同じことを伝えるにもきれいな柔らかい単語を選ぶし、
わかりやすく誤解の少ない平易な表現を選ぶのでそういうところも好きです
すごく日本語を大切にされている方だと思います
あえてワルっぽく喋ってることも多いですがそんなときでもなんかきれいですよね?)
3.自分の感情や人間としての尊厳が失われていく
マスキングしていなくても、
自分が自分という個でないような離人感が激しいのですが、
(どちらかというと統合失調症とかそちらかもしれないと考えたこともあります)
そこにマスキングを加えるとなおさらです。
布袋さんと出遭う前は、
もう、自分の感情は捨てて、役割だけをきちんと演じていけばいい・・・
そう思っていました。
妻として、母として、社会人として。
だって自分の感情で心地よいものや美しいものなんてないから。
それに、
母も、教師も、夫からも受けるメッセージは
「自分の役割をきちんとこなしたものだけが、
人間として自分の心を持つことができる
義務を果たしたものだけに権利がある」
しかし、家事も下手だし仕事も非正規雇用レベルを脱しません。
人々の最低限の要求レベルって私から見るととても高いんです。
自分の心を持つことって死ぬまでないんだろうな・・・。
4.鋭い人にはバレる
本当は3人以上での会話は不能だし、
(3人だと、2人の話を聞く、Aさんと会話する、Bさんと会話するのローテでできている風に見せかけています)
マルチタスクで仕事するのも不可能、
(仕事を細分化することによって一度に二つの仕事をこなしている風に見せかけることは可能です
そして、特に35歳以降は、仕事の速度、正確さともに優秀ではなくても問題や他人に迷惑を掛けないレベルですることができるようになりました)
定型女子っぽく振舞うことはできるほうです。
しかし、
たまに洞察力が深く、なおかつ気が強くて思ったことをすぐ言う人がいるのです。
高校のときにも会いましたし、六本木でOLしてるときもいました。
太宰治の『人間失格』で「ワザ、ワザ」
といってきた人みたいな。
『人間失格』のわざとやってるのを指摘してきた子は精神遅滞でしたが、私が会うワザさんは知的に高い方ばかりでした。
「アツコさん、本当は相槌打ってるだけで人の話、聞いてないでしょ」
「(みんなで御揃いのトート作ろうと言う話になったとき)
あなたにはなんか押し売りしてるみたいで嫌だから仲間に入れないわ」
ズバリ、「俺は人は目を見れば信頼できるかどうかわかる。お前は信用できない」と一目で切り捨てられたこともあります。
ズバッと切れ味鋭く、私が違うということを指摘してくるのですね。
多くの人は、気づかないか、気づいても指摘せずにあいまいにやり過ごしているのだと思います。
でも、一瞬で見抜いて、かつズバリと斬ってくる人がたまにいるのです。
こういう人がひとりでもいると、もうその集団での人間関係は結べなくなります・・・。
結ぼうと思ってもそのままイジメや大人はイジメまで行かなくてもあの人は誘わないほうがいいねみたいなことに発展しますし、
私はストーカーではないので嫌われているのに深追いする方ではありません。
いつも相手の気持ちを第一に考えています。
ちなみにこういう洞察力が深くて気が強く、すぐにズバッと口に出す人って人として好きかというと、個人的には大好きです。
なんか人として正直で芯があるし強くてかっこいいじゃん。
そういう竹を割ったような性格の人と友達になってみたい!
でも、このタイプの人は必ず私のことを目の敵にして毛嫌いして排除にかかるので仲良くなったことはないです。
5.普段は定型っぽくしててもパニックやフリーズ、癇癪などでバレるので結局人間関係を形成できない
定型女子っぽく振舞うのできるんですよ。
驚くことに短期間なら、人によっては気に入られることすらできます。
でも長くつきあったり距離が縮まると、
夫に言わせるとぼろが出ます。
だいたい持って3年くらいです。
人間関係はいつだってその場限りです。
逆に、私の定型女子っぽさに好意を持ってくださると、
騙しているようですし、
バレたときお互い傷つくことが怖くて、
定型女子らしくいいイメージを持たれているうちにフェードアウトしたくなってしまいます。
マスキング(定型らしく振舞うこと)は諸刃の剣です。
マスキングの利点
- 他人に迷惑を掛けない
- 他人に不快な思いをさせない
- 自分も叩かれたりイジメられにくくなる
- ただでさえあるASDの離人感が悪化する
- 他人を騙しているような罪悪感
- バレたときにかえって他人に迷惑や不快感をかける
- 疲れる