今年の立春は文字通り春が来たような暖かい一日。

私は朝から恥骨痛が酷くて起き上がれなかったのですが、

それ自体は先々週から時たまあったことで

まさか出産の前触れだとは思いませんでした。

午後になると、恥骨痛に加えて、重い生理痛のような下腹部のずっしりした痛み。

といっても陣痛とも前駆陣痛とも思えないような我慢できる程度の痛みでした。



15:30頃、トイレに行くと、粘液と共に茶色っぽい出血が。

ちょうど月経初日みたいな感じです。

ここまで来ても私は慌てませんでした。

だって、聞いたほど痛くないし、

ポニョのときもお産時間かかったし。

まだ産まれないだろーと思ってました。

病院に電話して、身支度して、タクシーへ。



タクシーに乗ると、な、なんだか痛い。

でもまだ大丈夫。



診察すると、

「子宮口が2cm開いていますね。」

え?

即、入院となり、

「今日中に産まれますよ

経産婦さんだからお産がはじまると進みが早いですよ」

え?え?

産まれるの?

今から!?

そう言われると、

なんだかだんだんとても痛いような気が。



病室でモニターをつけて待機していると、

おおっ!?

定期的に、噂に聞いた、波のような痛み攻撃が!!

おおー!!痛いかもー!!

でもちょっと待ってー!!

夫来るまで待ってー!!

おおー!!痛いー!!

これ、本当にやばいんだけど

夫が到着してから産みたいと

時計見ながら必死に絶えていたのですが、

ギ、ギ、ギブアップ!カンカンカン(ゴングが鳴る音)

18:30すぎにナースコールして分娩室へ。



分娩室に入るとき、

ちょうど同時のタイミングで夫が到着。

嬉しかったのはそのとき、

ポニョとも一瞬会えて、手を握ってくれたのです…。

夫の大きくて暖かい手、

ポニョの小さくて冷たい手。

出産前に2歳のポニョが手を握って励ましてくれたことは一生忘れられそうにありません。



「痛いー!!」

「鼻でゆっくり息をして」

「ぎゃー!!」

「まだいきまないで」

そう、出産前はいかにしていきむかと不安になるプレママは多いかと思いますが、

実際の出産は勝手に痛みでいきんでしまう身体を いかに制御してギリギリまでいきまずに済ませるかの戦いなのです。

いきむのが早すぎると赤ちゃんも苦しいし、

お母さんの会陰も破れてしまいます。

だから直前までいきみを我慢して力を抜かなければならないのです。

子宮口が7cm開いて、エプロンとマスク姿の夫が再び入ってきました。

ポニョのときは間に合わなくて立会い分娩できなかったのですが、

今回は初の立会い分娩です。

「お尻を突き出して力を入れて」 すっぽん!

「おぎゃーおぎゃーおぎゃー」 あら!?

随分簡単に産まれました。

ポニョのときもいきみはじめてから産まれるまでは短かったのですが、

今回は2,3回しかいきんでないんじゃ。

産声はポニョのときより低音でしっかりした元気な産声らしい産声。

2820gの女の子。

先生も私もエコーから小さいことを心配していたのですが、思ったより大きくて一安心。



この出産劇を称して先生、 「スピード安産ですね」

正確な時間を忘れたのですが3時間くらいでした。 時間が短いだけではなく、痛くてぎゃーってなったのも2回くらいだったし、 まったく会陰切開無しですっぽんと産まれちゃいました。