Awakenessーイニシエーション(通過儀礼)エピソード1 | 銀河の羅針盤

銀河の羅針盤

スピリチュアル・ヒーリング・アーティスト
天然石ジュエリー作家

『ねえ、マム。最近、俺、変な体験をしたんだ。。。』

 

朝方横になっていると、意識は起きていて周りの感覚はあるのに目の前が霧がかった森の中で、

老いた男性と、その老人の手を握っている小さな子供、、、そして、大きな体格のいい男性が目の前にいて、

何やら話している。

 

体格のいい男性は、俺に背中を向けて、他の2人と話しているんだ。

俺の頭の中には声が響いていて、『俺は最善を尽くした。』と何度も何度も繰り返している。

 

すると、背中を向けていた体格のいい男性が、振り返り俺と目を合わせて

『get up!!』(起きろ。立ち上がれ。)

 

というと『はっ』として意識が戻った。

身体は金縛りのように動かなくて、、、

 

何だったんだろうか。。。

 

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この6月に入って、何やら騒ついた雰囲気があった。

丁度、コロナ騒動でロックダウンとなっていた頃に、私は長男Kの様子が気になり、

『ねえ、コロナのロックダウンが終わったら、すぐにこっちにおいで。来れば、何かしらあるだろうから、きっとその方が君にはいい。』

 

と、フェイスタイムで話をする度に『考えてほしい』と、伝えていた。

私には2人の息子がいる。20歳と21歳。

2人とも親元を離れて、兄弟2人は、近くではあるが、それぞれに暮らしていた。

私の住むアリゾナからは、飛行機で乗り継ぐ。

時差が2時間ある。

 

 

 

 

今から書くことは、この6月7日から起こったこと。

長男K と私の話を織り交ぜて書くことにする。

私(黒筆)K(緑筆)

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日曜の夜、作業場のあるガレージで、相棒さんと話をしていた。

たわいも無い話だった。

 


すると突然、頭の中のスクリーンに長男Kが映し出された。

 

それは、頭を拳銃で撃ち抜かれている場面。

 

全身の血の気が引いた思いだった。

急いで、その場面をキャンセルし、浄化して、祈った。

 

 

なるべく気にしないようにし、その物事が起こらないよう全身全霊で配慮した。

(心配し過ぎるとその方向に物事は引っ張られて行くから。)

 

 

 

 

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翌朝、目が覚め、コーヒーを片手に縁側のソファーに座った。

 

そのタイミングで、長男Kからメッセージが入った。

 

スマホを握りそのメッセージを見ると。。。

 

 

 

『マム。大好きだよ。』

 

 

と、一言だけ。

 

血の気が引いた。

これは何かが起こった。と、即、長男Kに電話したのだった。

 

 

 

『マム。ごめん。ほんとごめん。今、追われているから詳しく話できない。ほんとごめん。』



それだけ言うと電話が切れた。

 

全身がガタガタと震えた。

 

 

 

すぐさま、次男に電話。

 

『何があった!?何が起こった!?』

 

問い詰めるも次男も何が何やら。。。な状態で、

『さっきまで、夜中中一緒にスケボーやってて、さっき家に送り届けたばかりだよ。』
 

と言う。

 

 

すると、次男のスマホに長男Kからのメッセージが入った。

 

『マム、一旦切るね。Kからメッセージが入った。』

 

と、電話が切れた。

 

 

待つこと数分、次男から電話が入った。

 

 

『何やらルームメイトに殺されそうになって、逃げたらしい。今、警察に電話させてる。』



詳しいことは全く分からなかったが、

とにかく警察にヘルプの電話を掛けさせていることを知った。

 

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『家に帰って、リビングのソファーで寛いでいたら、ルームメイト(家主)が、俺の目の前を行ったり来たりしていた。

何やら不穏な空気感で、あれ?とは思ったが、『。。。はは。。まさかね。。』と思いながら様子見てたんだ。

ルームメイトは、ガレージと部屋を行ったり来たりしていて、俺には、ネガティブなエネルギーに思えた。

 

すると、ルームメイトが話しかけてきて、

『カヤック行くけど、お前も来る?』と言うので、

『ああ。いいよ、いくよ。』と答えたんだ。

 

 

ルームメイトは、キッチンにいる奥さんの所に行って、

『あいつも行くって。』と、奥さんに言ってるのが聞こえた。

 

すると奥さんが、『あー、、それなら、楽だわ。』と言っているのが聞こえた。

 

 

その時、『え?』と思ったんだ。

この不穏なエネルギー感。

そして、その言葉。

 

目の前を通るルームメイトに、

『何?なんか変だけど、話あるなら聞くよ。』

 

と言うと

『ああ。。。今じゃない。。。カヤックに行ったらな。』

と言われた。

このルームメイト夫婦、前々からドラッグでおかしい時があって、

何度かやばいんじゃないか?と思うことがあったので、

今回、全身全霊で『警告!!』が鳴り響いたかのようだった。

 

 

『まさかと思うけど、、、俺のこと殺そうとしてる?』

 

と単刀直入に訊いた。

 

 

 

すると

感情のない目つきで笑って

『ははは。。。そうだよ、、、ははは。。。』

 

と言って部屋に戻って行った。

奥さんがそれを聞いて

『あんた、もっとうまく言えないの?!』

と言っているのが聞こえた。

 

 

頭が真っ白になった。

 

 

 

すると目の横でルームメイトの姿が見えた。

 

その手には、何かを握りしめ、タオルで覆っているのが見えた。

 

 

 

逃げろ!!

 

 

全身が叫ぶ。

 

 

その瞬間、裸足で外に飛び出し、住宅街を横切って、森に逃げた。

近所の人が、横切って行く俺を目を丸くして見ているのが分かった。

 

 

森の中で、マムにメッセージを入れたんだ。

 

 

 

 

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続く。