ハロウィン特集 ”神とは。” | 銀河の羅針盤

銀河の羅針盤

スピリチュアル・ヒーリング・アーティスト
天然石ジュエリー作家

 

怖い話じゃないけど、
大切な話。

2011年の過去記事より。

 

昔すべての空間がひとつであった頃。 
その空間は、何も無かった。いや、無という空間であるその空間はすべてを凝縮した空間であった。 
空間というのは違うかもしれない。 
ただ「すべて」という形無い存在があった。 
それは、小さな点だったかもしれない。 
もしかしたら、大きな宇宙だったかもしれない。 

その空間には、意識があった。すべてが凝縮した意識だった。無という意識。その空間自身に意識があるとその空間が気づいたそのときから、この膨大な流れの物語は始まる。 



その空間は、知っていた。 
その空間が、すべてだと。 
その空間しか、存在していないと。 
漠然と知っていた。 


そのころは、今と違い時間が存在していない。ただ、そこに空間があるだけ。 


今という「瞬間」が存在しているだけ。 
その空間を「瞬間」と、呼んでもいいだろう。 

その・(点)のような、瞬間のような空間は、何の疑問もなかった。 

だって、その空間がすべてだから。 


しかし、空間はふと、思った。 

「自分は誰?」 

すべてである空間は、実は、そこに存在しているだけで、何も知らなかった。いや、知っているけれど、経験していなかった。 


そして、気が付いた。 

「自分を知るためには、自分を認めてくれる誰かという存在が必要」だと。 


しかし、存在する「誰か」というのは居なかった。 

そこで、空間は考えた。 


「誰も居ないのなら、誰かを存在させよう。」 

すべては自分だけだと知っている空間は、「自分という誰か」を存在させることにした。 


「自分という誰か」を存在させるには、時間枠を造ることで可能となった。 

時間という流れを作り出す。 
1秒2秒3秒。。。 

(空間が存在する空間に場が出来た。そこで、空間と呼ぶことが出来なくなったので、めんどくさいので神と呼ぶことにしょう。) 

ふと、見てみると自分の姿を確認できた。 
手足がある。いや、そういう姿を自分で作り出した。 

その方が、後々都合がよい。 


一瞬という場の時間枠を作り上げたことで、1秒目、2秒目、3秒目という一瞬の場が沢山出来た。 
その一秒目の枠の中に一秒前と同じ自分が居る。2秒目の枠に2秒前、1秒前と同じ自分が居る。 


(漫画を思い描いてくれると分かりやすい。一ページに何個ものコマワリがあり、そのひとつひとつのコマの中に同じキャラクターが存在している。) 



しかし、それぞれが、それぞれの時間枠に存在しているので、まだ、そこには、自分以外は存在しない。 
(漫画のコマワリの1コマの中。) 


そこで考えた。 

「時間枠で区切られている空間の枠を取っ払ってしまおう。」 

沢山の秒の枠を取り除いてしまうことで、沢山あった秒の枠は一気にひとつの空間に引っ張られた。「一瞬」という空間に。 


神は、周りを見渡した。 
そこには、何人もの自分自身が存在し、お互いを見つめ合っていた。 

(漫画の中の一ページのコマワリを消してしまうと、一ページに何人もの同じキャラクターがひとつのコマ(ページ)に居ることになりますよね) 


こうして、神は、場を作り時間という流れを作り上げ、「自分という誰か」を引き寄せ、出会うことが出来るようになった。 


「しかし、すべて、同じ自分。同じ自分から自分は何を求めればよいのか、与えればよいのか?」 


そこで、また、考えた。 

「それぞれ、違う容姿を与えよう。 
それぞれ、違う声を授けよう。 
それぞれ、違う個性を授けよう。 
それぞれ、異なる性に分けよう。 

そうすることで、私は、沢山の経験をしていこう。 
そうすることで、私は、色々な学びをしよう。 
そうすることで、私は、私であることを知ろう。 

私とは何かを知ろう。私は、光であることを知ろう。私は、無であることも知ろう。言葉とは何かを知ろう。思いを広げていこう。」 



こうしてお互い出会うことが出来るようになったひとりの神は、それぞれがそれぞれ、実は一人であることを忘れることで、沢山のコミュニケーションをとるようになった。 


そのコミュニケーションを通して、愛であったり、許しであったり、憎しみの感情でさえ、学ぶことが出来た。 


「そして、いつの日か思い出し、私の源へ帰ってくればよい。」 


神は、それぞれが学べるように沢山の場を作った。 

宇宙を作り、それぞれの星で学び育めるよう大自然のサイクルを造った。 


最初に分けられた神の分身(実は分身ではなく神そのもの)たちは、今は、宇宙神とし、それぞれの星、宇宙空間に存在し、それぞれの星で育まれた神たちが、それぞれが学び、思い出し、神に帰還出来るよう見守り助け、 
また、それぞれの星の上にて、守り助ける役割を買って出る神も存在し、その星の地上で肉体という五感をさらに発展させた道具を使い地上のサイクルを肌で感じ、神々どうし労わり励まし合い、思い出す作業をしていく。 



そして、神はふと思った。 

私を手助けする存在が欲しい。 


神は、神と神と神と関わり合い学び、向上していく。しかし、神は、実は一人であることを忘れている。 
だからこそ、失敗もするし、恐れもする。間違ったこともするかもしれない。一通りの計画はするけれど、その道から迷うかもしれない、踏み外すかもしれない。 
そういうときに、手助けし、引っ張り上げ、神の道へ導く者がほしい。 


そこで、神は、神の使いを作った。 

その神の使いは、神とは違う容姿だった。 
常に見つけられるよう、道案内が出来るよう光り輝く存在であった。 

神が分けられた数だけその使いを作った。 

「 私の居るところを天とし、そなたたちに天の使いとして 私を助け、守り続けるよう、役割を授けよう。それぞれに光の意味となる名前を授けよう。」 

こうして、沢山の天使が生まれた。 


その天使たちは、神の存在するどこへでも飛んで行き、どこででも手を差し伸べるようになった。 


「私は、喜んであなたに手を差し伸べましょう。あなたが呼んでくれさえすれば、どこへでもお供しましょう。」 



こうして、天使たちをお供に付けた神は、自由意志を思う存分楽しむことが出来るようになった。 


しかし、時間が流れる中、自分が神だと忘れてしまっている神々は、沢山の不安や心配事に悩まされてしまうことになった。 

その悩みの中から天使の光の灯火を見つけ道を正す者も多くあったが、天使に呼びかけるのさえも忘れ、道を見失い、途方にくれる者も多くあった。 

自分が神だと忘れた者たちは、自分自身がすべてであることも忘れ、物事を分けるようになった。 
自分が正義であり敵が悪であると。 

誰かを悪者にすることで自分に光が当たるように仕向けた。 

が、 

いつまで経っても光が見えてこない。 

なので、どんどん悪者を作り上げ、自分に光が当たることを望んだ。 



沢山の争いが起こった。 
それぞれが、それぞれに正義という名のもとに、戦いあった。 
沢山の神がその時間枠から去っていった。 
  
 源に戻るはずが、思い出すことをしていないために戻れずに時間枠へと戻って来た。 
自分自身が神であることを思い出す作業をするためにまた、同じ計画のもと、生まれ戻って来た。 

長い時が流れ、歴史が繰り返され一人一人が気づき、道の光を見るのをただただじっと待ち続ける源がある。 


あるとき、源は気づいた。 

おかしなことに源が造らなかったものが存在することに。 


それに気づいたとき、源は思った。 

「そうなのか。そういうことになったか。ならば、その責任を私一人一人が取ることになるだろう。」 


源の神であるものに作られた輝くものである二人の天使が居た。 

一人をミカエル。 
一人をルシフェルという。 

同時に作られたこの二人の天使は神に似たものである。 
源の近くに座していた。 






地上に居る神々たちの混沌となった世界では、物事が大きく 二分化されていった。 

陰と陽である。 

本来なら光り輝く中の陰と陽であり、陰は影であり闇ではない。 
陽は、光であり、静けさをもつ陰を作り上げる。 

それが、そのバランスが崩れ陰陽が綺麗に回らなくなり、闇が生まれようとしていた。 

その闇は、混沌としたエネルギーとなり、重みを増して、沈んでいく。 





地上の神々の正義の上に敵が作られ、そのイメージが具現化されていく。 

その沈んでいったエネルギーは、ある次元空間に溜まっていった。 
そこは、憎しみや愚かさ、凶暴さが蓄積され放置されていった。 

重たい空間が生まれた。 
闇の住人が現れ始めた。 

それらを魔物という。 



自らを神だということを忘れていった地上に住む肉体を持った神々は、いつの日からか自らを人間と呼ぶようになった。 

人間と呼ばれるようになっても神は神。すべてを凝縮し内に秘めている。 
その力は膨大で源と同じである。ただ、忘れてしまって長い時が経ってしまっただけである。 


無知なることは恐ろしいことでもあった。 
知らず知らずに魔物を作り出してしまっていたのだ。 


長い歴史の中、正当化されてしまった憎しみや苦しみ、嫉妬など言葉に出来ない思いが、消化されずに溜まっていった。 

自分自身が正義であれば、敵のイメージは何だろう? 
自分自身が恐ろしいと思う獣はなんだろう? 
見たこともない姿かたちの悪人はどんな姿だろう? 
そういう風に出来上がったイメージは、消化されずに溜まっていったエネルギーに投影されていった。 
それが、魔物である。 

人間の集合意識から生まれでた魔物は、人々を苦しめ始めた。 

恐ろしさのあまり、その恐ろしさを味方につけようと悪魔崇拝なども生まれた。 


恐ろしいというエネルギーは、恐ろしさを感じることで膨大していった。 



「私一人一人が責任を取ろう。」そういった源の神は、神である人間の作り出したものは、神である人間でしか消化できないということを知っていた。 



神である人間が学ぶことのひとつに付け加えられた。 









天使であるミカエルは言った。 

「神であるあなた方一人一人がその責任を負い成し遂げることが出来るよう手助けします」と。 


天使であるルシフェルが言った。 

「神であるあなた方が作り上げた魔界を私が統一させましょう。」と。 




同時に光の存在として生まれたミカエルとルシフェル。二人は双子であり、対である。内に秘める力は対等であり、地位も同じ。 



その二人の意見が割れた。 

一人は、人間を守り手助けすると。 
一人は、人間の敵となった魔物の住む次元の支配者になると。 

同じ質の力を持つ天使が戦うことになった。 
ミカエルが指揮する天使軍 対 ルシフェルが指揮する天使軍の戦いとなった。 

これが、ハルマゲドンである。 


しかし、実のところ、これには大きな計画があった。 



この二人の天使、実は二人とも神の意に反してはいない。 


ミカエルは、その光の名の通り、神を手助けし、道へと導く役割を果たそうとしている。 

ルシフェルは、神の意思通り、人々が責任を果たすことをするようにと自ら闇に入り、その力を闇として用い魔界を統一していこうとしていた。 




源の神はこの二人の戦いを許していた。 



光である両者の戦いは続いた。 

その光に血が降り注ぎ、痛みがまとわり付き、苦しい悲鳴をあげてまで戦いつくされた。 


こうした一切の苦痛がルシフェルの光を闇へと変えるまで、戦いの儀式は続いた。 



やがて、ルシフェルの光が消え、その光と同じ質の量を持つ闇となった。 

その闇は、この世のものとは思えないほどの威圧感のある闇となった。 


こうして、光の名前であるルシフェルは、源である神に返上され、ルシフェルはルシファーとなった。(エルは、光の意)(*注釈あり。 ー下記にてー) 






ルシファーは、魔界の王とし君臨し、人の数ほどいる悪魔と呼ばれる魔物たちを支配することになる。 















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まだ、途中ですが、突っ込みどころ満載ですみません。(汗。 
伝えたいところのポイントだけに絞って書いているつもり。。です^^; 
こんなに長くなるとは!!(汗。 


えー。注釈入れたいところが多々あります。書いているときから突っ込まれてまして(自分に)やっぱり、少し解釈することにします。 


(*)「エルは、光の意」と、書きましたが、EL とつく天使が多いですよね。それは、「神の名」を意味します。たとえば、神に名前があるとします。「その名を直接呼ぶのは恐れ多い。」そういう意味合いでELを「神の名の意」としたという文献があります。光=エルは、神のエネルギーを指したわけです。また、エルの付かない名前の天使も多数います。それぞれの役割の名前であるのでしょう。 

ルシファーの名前を解釈しますと、Luciferと書き、ルシファーと読むのですが、実は、これで、ルシフェルとも読みます。ここら辺は、日本語発音となって海外ではルシファーで統一されていると思います。天使ルシファーですね。 

天使ルシファーは、明けの明星とされ、ニューヨークの自由の女神は、明けの明星であるルシファーになります。(宵の明星は、ミカエル。で、どちらも金星) 

私の書いた文中で光を返上したと書きましたが、名前の部分を例えて書きました。光を返上したという状態ですが、その意味合いは、「光を神に預ける」と取ってください。そうすることで、ルシフェルは常に神の懐で守られていることになります。 

つづきは、 
神とは。(その2)