華麗なる賭け The Thomas Crown Affair
【ストーリー】
実業家で大富豪のトーマス(スティーブ・マックイン)は，危険な冒険に魅せられ銀行強盗を行い，全てが計画通りに成功する。銀行が加入していた保険会社の調査員ビッキー（フェイ・ダナウェイ）は，トーマスを黒幕と見抜き彼に接近する。 最初は冷静に調査を行っていたビッキーだったが，リッチでスマートなトーマスを徐々に愛し始める。トーマスもビッキーの魅力に惹かれていくがその一方，更なるスリスを求めて再び銀行強盗を計画する。
【キャスト】
スティーブ・マックイン，フェイ・ダナウェイ
主役のスティーブ・マックインがかっこいい！そこまで美男子じゃないんだけど，スタイルが良いからここまでかっこいいと思えるのかもしれない（いわゆる「雰囲気イケメン」です）。
【感想】
「流行は繰り返す」とよく言うが，60年代ファッションは現代においても受け入れられると思う。フェイの付睫毛が実に自然で，印象的な目元だった。帽子やシャツ，鞄やブーツの小物も「欲しい！」と叫びたくなるほどかわいかった。 もちろん，男性のスーツスタイルもオシャレだ（ただ，寝巻の奇抜さには驚かされた…）。さらには「２４」を思い出すような緊張感のある映像効果もスタイリッシュだ。
若干話はそれるが，私の弟分（T君）との先日の会話を思い出した。彼の今後の人生の方針は，「とりあえずブラット・ピットになり，その後ジョージ・クルーニーになる」 だそうだ。どうやら金融機関に勤める身でありながら，オーシャンズ11に憧れているようだが，姉としては同じ銀行強盗ならばスティーブ・マックインをお勧めしたい。 もっと言えば，「とりあえずオーランド・ブルームかジュード・ロウになり，その後スティーブ・マックインかポール・ニューマンになる」 が良い。頑張れ，T君。
映画の感想に話を戻そう。愛を試すような賭けをしてはいけない。そんな賭けは，勝っても負けても辛いだけだ。愛は物質的なものでないからこそ確かめたくなる…その気持ちは私も感じたことがあったが，絶対にやってはいけないのだ。
【名言】
「賭けに勝ったが…（ネタバレのため自粛）…」オシャレな一言です。