シャントって何? 第3章 手術部分別のシャントの特徴7 橈側皮静脈少し脱線しました。お話を続けていきます。さてこの部位のシャントですが、橈側皮静脈の特徴が一つあります。基本的に、皮膚の浅いところ、穿刺できるところを走行しているということです。写真の、①が前腕、②が上腕というお話をしましたが、いずれも穿刺可能な血管です。(体脂肪などで血管がわかりやすい、わかりにくい、という差はあると思います)ただし、①の部分の橈側皮静脈には、②の上腕と異なり役割が二つあります。1:シャントの吻合部となることができる2:透析で穿刺して使うことができるこれが、前腕と上腕の大きな差です。