それでは、動脈と静脈をあわせてみてみましょう。
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この図の中の①、②、③は、動脈と静脈の浅いところが重なりあったところです。
つまり、これこそがシャントの吻合可能部になるわけです!!!
おそらくここまでわかり易く解説した教科書はどこにもないと思います!
本邦初公開です?!
シャントをお持ちの皆さん、よろしければ自分のシャントの吻合部を確認してみてください。
必ずこの①、②、③のどれかだと思いますよ!
(①と③の間で苦労して作ることもあります。またミニミニ人工血管を入れることもあります)
逆に言えば、繋いだ後に血液の流れる静脈を、もっとも効率良く使用(穿刺)する事ができるように考えてシャントを作るのに適した場所、と言い換えられます。
次回から、①、②、③別にそれぞれのシャントの特徴について説明していきましょう。