シャント肢の腫脹…静脈高血圧⑤少し間が開いてしまいましたが、静脈高血圧の治療の継続です。とても奥が深い所なので、しっかり掘り下げていきます。逆に言えば、静脈高血圧がわかるとシャントの基本である血流方向と血管圧のイメージが湧きますので頑張りましょう。①出口の狭窄部を解消する少し追加です前回、の患者様の心臓に入っていく直前の狭窄に対しての拡張を説明しました。心臓の直前が狭いと、そこからシャントのある上肢すべてが大渋滞するのはおわかりいただけたと思います。しかし、静脈高血圧はほかにもいろいろな状態があります。この方は左の前腕に人工血管のある患者様です。左手の肘から下だけ腫れてきたため受診されました。結論から言うと下のイラストの状態です。さて、このイラスト、どこかで見覚えはありませんか?