【Office シリーズ】時間・時刻の関数の使い
シリアル値:Excelでは日付や時刻はシリアル値で処理されます。
Windows版のExcelでは 日付は1900年1月1日を「1」、1900年1月2日を「2」・・・と、数値で表します。
時間・時刻は「1日(24時間)」を「1」として、12:00は「0.5」、6:00は「0.25」と小数点以下の数値で表します。
この数値のことをシリアル値と呼びます。
日付が入力されているセルの表示形式を「標準」とすると、日付データが数値で表示されます。この数値がシリアル値と呼ばれるものです。
なお、Windows版は1900日付システム、Macintosh版は1904日付システムとシリアル値の基準が異なっていました。
Excel 2016 for Mac および Excel for Mac 2011 では、1900日付システムが使用されました。
このバージョン以降では、Windows 版 Excel との日付の互換性が保証されています。
Macintosh版では「1904年1月2日」が「1」となっています。 「1904年1月1日」が「0」から始まっています。1904日付システムと呼ばれます。
Excel版では「1900年1月1日」が「1」となっています。1900日付システムと呼ばれています。
よって、Windows版とMacintosh版でExcelファイルをやり取りすると、日付がずれる場合があります。
Excel2007以降ではExcelのオプションで設定します。[ファイル]タブをクリックして、[オプション]を選択します。
[詳細設定]を選択して、「次のブックで計算するとき」で「1904年から計算する」にチェックを入れます。
Excel2003以前では【ツール】→【オプション】で【計算方法】タブの『1904年から計算する』にチェックを入れて、シリアル値の起点を変更します。
時刻データから「時」「分」「秒」を取り出す(シリアル値から数値への変換) topへ
アワー
=HOUR(時刻のシリアル値) :時間を取り出します。0~23(時)の範囲の整数になります。
ミニット
=MINUTE(時刻のシリアル値) :分を取り出します。 0~59(分)の範囲の整数になります。
セカンド
=SECOND(時刻のシリアル値) :秒を取り出します。 0~59(秒)の範囲の整数になります。
(注) 時間にはシリアル値を使用します。