Access 2019 から Access 2021 にアップグレードする場合は、使い慣れたすべての機能を引き続き使用でき、いくつかの新しい機能も使用できるようになります。
Excel 2007 または Excel 2010 のリボンの [表示] タブに、[ルーラー] チェック ボックスがあります。
このチェック ボックス、いつ見てもグレーアウトしているし、そもそもルーラーって
なんだろう?と疑問に思う方がいらっしゃるようなので書いておきますね。
excelルーラーは、表示モードが [ページレイアウト ビュー] のときにのみ表示されます。
そのため、オン/オフの切り替えも、表示モードが [ページ レイアウト ビュー] のときにしか
できません。
Excel は既定で [標準] 表示モードを使用していることが多く、また、
[ページ レイアウト ビュー] は Excel 2007 で追加された表示モードなので、
そもそも知らないという方が多いですから、疑問に思って当たり前かな、というところです。
表示モードの切り替えと、ルーラーの役割について書きます。
Step 1. ページ レイアウト ビューに切り替える
リボンの [表示] タブの [ページ レイアウト ビュー] をクリックすると、表示モードが
ページ レイアウト ビューに切り替わります。
ルーラーが表示されており、[ルーラー] チェック ボックスも利用ができるように
なっていることがわかります。
Step 2. ページレイアウト ビューとはなにか
excel印刷結果に近いイメージを確認でき、なおかつ、セル内の編集が可能な表示モードです。
Excel の印刷プレビューは内容の編集ができないため、プレビューの確認後に、
列幅を変更したり、セル内の情報を編集したりするときに、いったん、プレビューを
閉じなければなりませんが、ページレイアウト ビューでは、
設定されている用紙にどのような配置で印刷されるのかを確認しながら、編集や設定できます。
また、ヘッダー/フッター領域の編集を、ワークシートの編集と合わせて行うことができるため、
ダイアログ ボックスを表示せずに、リボンからヘッダー/フッターへの情報の追加が可能です。
注意点があるとするならば、ページ レイアウト ビューではウィンドウ枠の固定を
使用できないことくらいでしょうか。
ワークシートにウィンドウ枠の固定が設定されているときに、ページ レイアウト ビューに
切り替えを行おうとすると、ウィンドウ枠の固定を解除してもよいか?と問われ、[OK] を
クリックするとウィンドウ枠の固定が解除されます。