11月初めの連休に亡父の一周忌法要があり実家に帰省しました。この一年あっという間に、いつもどおり過ぎた気がして、父の死が現実のものと感じることが出来ずに一年がたってしまったという感じです。何十年も一緒に住んでいないということもあるのかもしれませんが、いつ実家に帰っても『おお、来たか!さあ入れ入れ!』という声がいつものソファーの位置から聞こえて来そうで・・・。今回の一周忌の法要で初めて『やはり居ないのだなぁ』と実感が湧いてきました。しかし、普段いつも側に居て見守ってくれている感覚がなくならないのは、現実の形としては存在しなくとも魂というか精神はこの宇宙を貫き、次元や時間を超えて存在するものかとあらためて感じました。
自分も死んでから周りにどう偲ばれるのか、何か栄光や栄誉を残して死んだ方がいいのか、自分がやりたいことをし、納得できることだけできればそれでいいのか、こんなことを考えるようにもなりました。
やはり死=生なのだなぁと。「どう生きて、どう死ねばいいのか」これは死ぬまで答えがでないような気がして、あらためて自分の未熟さを認識したこのごろでした。