続き。
続いてのポッキーは翼くんと珱くん。
類先輩と入れ替えで、珱くんがやってきました。
どんなストーリーにするかを相談し始めたその時、
類先輩との激しいポッキーが終わった状態の翼くんの今の格好を見て、
あることがひらめきました。
「せっかくシャツ肌蹴てるしネクタイ外してあるし、情事が終わったって所からスタートしない?w」
「情事…?」
「だから、カクカクシカジカ(書いたらアクセス禁止になるので書けません)が終わった直後っていう体だよ!w」
「あー…あーーーっ!!そういうこと!?w」
とっても色っぽい状況になっている翼くん。
これを生かさない手はないでしょ!( ´艸`)ムププ
「2人は付き合ってて、珱くんが学校行くのに迎えに来て、まだ時間があるからしちゃった、って所から始めようよw」
その私のきっかけに珱くんが肉付けをしていきます。
珱くんが翼くんにこっそり耳打ちしながらポッキーを練っていきます。
毎度書きますが、
この耳打ちの仕草が実は一番萌えるポイントなのです♡
(*´д`*)ハァハァ
相談が終わると、
翼くんが興奮気味に話し始めました。
「イイ!このお話絶対可愛い!!」
「おっ、イイ感じ?」
「うん!これねぇ、成功したら本当に可愛い話しになると思うよ!!」
翼くんがやる気を出して真剣にポッキーと向き合っているだなんて、
よっぽどです。
かなり期待しちゃいます(≧з≦)
ではでは早速その可愛いポッキー、
やってもらいましょう!!!
※アメブロの禁止用語らしい物が表現として現れるので、
隠語表記で表します。脳内で変換してお読みください。
よーーーーーーい、スタ~~~~~~ト!!!!
毎朝登校前に恋人の翼の家に立ち寄ることは、
珱にとっては日課。
また、同時に日課となりつつあるのは、
その登校前の僅かな時間を使った、
二人の熱いスキンシップだった。
今日も翼は珱を部屋に上げると、
いつもの如く珱の体を味わっていた。
急がなくては……。
そんな追いつめられた状況は、
いつも以上に二人を燃え上がらせてゆく。
そして、
あっという間に果てるのだった。
「ねぇ、あと10分だよ!?」
のんびりとシャツのボタンを閉めている翼を急かすが、
一向に急ぐ様子は見られなかった。
「間に合うよ」
「だめだよ!早く!1限目遅れちゃまずいって!」
「だーいじょうぶだよぉ…。それよりさぁ…、今日のエッ○、どうだった?」
「どうって?」
「俺、…すっごく…良かった…」
慌ただしい状況にも関わらずそんな問いかけをしてきた翼に、
少々呆れて珱は返事をした。
「どの辺が?」
「テクニック上手くなったし…」
「どんな?」
「えぇー…。舐めるのとか…。ねぇ、珱は?珱はどうだった?」
「俺?」
「うん」
「俺は………、いまいちだった…」
「えっ…」
自分よがりで満足していたのかと、
翼は耳を疑った。
あまりにもハッキリとした感想を耳にし呆然としていると、
珱は話し辛そうに口を開いた。
「だって……、今日のエッ○は…、ちゅーが…少なかったもん……」
「えっ…そうかなぁ…」
「少なかったよ…」
「本当?」
「うん…」
「そっかぁ……」
連結部分にばかり意識が取られていたので、
いつもより気持ちよく感じていたのかもしれない。
しかし、珱が必要としていたのはもっと心を感じる行為、
キスが欲しかったのだ。
キスが欲しかったという珱の表情は実に切なげで、
逆にその姿が翼には愛おしく感じられた。
不満が残ったままでは、
今日一日がきっと全て上手くいかない。
そんな風に思った翼は、突然勢いよく話し始めた。
「じゃあ…、あと10分あればもう一回出来るね!」
「えっ!?」
「ほら、大丈夫!10分あれば出来るよ!」
学校へと促していた珱だったがそれはあくまでも表向きの姿だった。
本当は満足のいく形で一日の幕開けを迎えたかった。
翼の甘い誘惑に一瞬様々な考えが過った。
まさに天使と悪魔の囁きが脳内で繰り返されていた。
そして少しの間考えた結果は、
やはり翼の愛情を受け入れることだった。
「うん!まだエッ○は終わってないよ!」
勢いよく翼に抱きつくと、
二人は熱く唇を寄せ合った。
心も体も満足したい…。
珱は翼の背中を、ギュッと抱きしめたままキスに溺れていくのだった…。
――END――
きゅんきゅんきゅんきゅん♡
(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
なんなのぉーっ!
この可愛いお話っ!
冷静に考えれば迎えに行ったのに朝っぱらからしておいて、
おまけに満足しなかったなんて言っちゃうただのワガママだけどw、
な~~~んか可愛かったわぁ~♡
(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
以前も書いたような気がしますが…
翼くんが攻めの時、
ポッキーを先に自分で咥える事が多いんです。
そしてそのポッキーを相手の口元に運ぶ時に、
じーっと標的の如く唇を見つめているのが…
エロいっ!エロいのっ!!!
(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
いや、
きっとみんな攻めで自分がポッキー咥えたら同じように見ると思うんです。
そりゃ、よそ見してたらチョコあちこちについちゃうし。
でも!でもでもっ!
なんというか…
この翼くんの視線とかが…
普通じゃない…いや、とにかく色気の塊なんですよっ!!
しかも、イヤラシくは無いのっ!
爽やかなのに色気がある = セクシーってやつですか???
(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
まぁ、翼くんならなんだっていいんですけどねwwww
ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
と、ここまで書いてみましたが…
このポッキーは…
珱くんの口にポッキー咥えさせるのが先だったんだけどねー
(=∀=)
無意味な力説にお付き合いくださり、
ありがとうございました…(-∀-)
今更ここに本心書くとね、
翼くんに先に咥えて欲しかったなーなんて思っていたっていうね…w
本当に今更w
でもきっと理事長がいつか翼くんにこの愚痴…
熱い思いを伝えてくれると信じてますけどw
「ねぇねぇ、どうだった?可愛くない!?!?」
興奮気味なのは翼くん。
「うん!可愛かった~♡」
「ちゅーが足りないとか!w本当に可愛い!!」
翼くんはそういうのがお好み…っとφ(・ω・ )カキカキ
w
ポッキーもひとまず終わり、
そろそろ乾杯もしたい気分です。
モエを類先輩に持って来てもらうように伝えます。
運んで来てもらったモエは、
もう少し冷やしておくことに。
翼くんの大丈夫なタイミングで開けてもらいましょう。
( ´ ▽ ` )ノ
ここへ綾人先輩がやってきました。
「もえぞー!これ、韓国のお土産だよー!」
そう言って持って来てくれたのはお土産の定番、
韓国のり☆
綾人先輩が韓国に近々行く話は聞いていましたが、
お目当てのアーティストを間近で拝むことが出来たと熱弁!
向こうは写真撮影もOKなことがほとんどだそうで、
バッチリと目線を向けてくれた写真が撮れたそう。
熱弁は結構続きましたが、
事情により割愛w
ここへ翼くんがモエを開けに来てくれました☆
ォヵ―+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚―ェリ
「えー…、こういうのって何て言って開ければいいの?」
確かに卒業は悩むわよね…。
特にこの学園のは…(;^ω^A
「自分で卒業おめでとうって変だよねw」
えぇ、とっても。
私の中ではまだこの乾杯は予行練習だったので、
なんとなくサラッとおめでとうと言いながら、
モエを開けてもらいました。
ボトルを持った印象で、
ひょっとしたら冷えてないかも…と思った私たち。
とりあえずグラスに注いでもらいます。
じゃあ乾杯しましょう♪
同時にグラスに口を付け、
グビッと飲んでからの一言は…
「ぬるっ!」
でした(=∀=)
「ぬるいね…。どうする?氷持って来て入れようか…」
「そうだね、そうしよう」
「じゃあ持ってくるね!」
そう言って翼くんはキッチンの中へと入って行きました。
大混雑のイケガク内。
翼くんはちょっと目を離すと違うお席でお声がかかってしまいます。
仕方ないのは重々承知。
ですが…
氷は無事に持って来てくれー!( ノД`)
多少時間はかかりましたが、
なんとか氷を赤いグラスに入れて持って来てくれました。
しかし氷は持って来てくれましたが、
トングらしき道具は一切ありません。
「これ、どうやって入れるの?」
「え?…手で…。自分で摘まんで?」
…はい…。
なんかここんとこ、
尻に敷かれてる気がするのは気のせいだろうか…。
立場がちょいちょい逆転してる…w
氷がグラスに入り、
冷たいモエを飲んでいると、
しみじみと翼くんが話始めました。
「はぁ…。こうして乾杯するのも、もう最後だね…」
いえいえ、
この後にもお酒が入ります。
そんな簡単に私から解放されると思わないでいただきたい(*-∀-)ノ゙
「まだあるよ?」
「え?w」
ドンペリの話は在校生も翼くんには話していない様子なので、
翼くんはこのモエが最後だと思っているのです。
シャンパン2本開けるから、
ヘパリーゼ持ってきたんじゃないですか!w
「あ、今日は渡す物が色々あるから、小出しにね…w」
「小出し!?w」
「そうwまずは…」
そう言って私は先ほどうっかり翼くんが見付けて騒いだ紙袋の中へ手を入れ、
正方形で薄型の箱を取り出します。
すると翼くんは物凄く素早く、且つ大きな声で反応します。
「あーっ!!キッシュだーーっ!!!」
なんで分かるの?w
箱にキッシュなんて書いてないし、
さっきは自分でこの箱を見付けてケーキと決めつけていたのに…。
おまけに今まで買って来たキッシュは5ピース詰め合わせで細長い箱に入っていた物ばかり。
今回のキッシュはホールなので、
正方形の箱に入っていたのです…。
全くもって今更ですが、
キッシュへの嗅覚が異様に敏感なことが判明しましたw
「コレ大きいし、持って帰ったら?」
「ううん!今食べよう?」
「私はいいよ。翼くんが持って帰ったら…って思って買って来たんだから」
「じゃあ今食べる!」
そう断言すると突然カウンターへと急ぎ、
ナイフなど必要な道具一式を素早く持ってきた翼くん。
なんだ!?この機敏な動きはどうしたんだ!?w
ナイフでケーキの様にカットしながら、
翼くんは話を始めます。
「もえぞうは?食べるでしょ?」
「え、いいよ。翼くん食べな~?私はオムライスも頼んでるし…って、オーダー入ってる?」
「えー…なんか入って無い気がする…」
「ルイルイに頼んだんだけどね…w」
「ちょっと確認してくるから待ってて!」
翼くんは類先輩の元へ飛んでいくと、
2人揃ってこちらへやってきました。
「ゴメンもえぞー!オムライス伝えるの忘れてた…」
「やっぱりw」
「ごめんね?すぐ作るから!本当にゴメン!」
類先輩は平謝りで去って行きました。
「じゃあいただきます!」
勢いよく食べ始めた翼くん。
嬉しそうに顔をしかめています。
「ん~!うま~い!!」
買ってきて良かったぁ~♪
*:.。☆..。.(´∀`人)
食べながら翼くんは、こんな話を始めました。
「今日ね、実は朝から何にも食べてなくてさ…」
「そうだったの!?」
「うん…。今日は早い時間にね?ヴァンパイアのイベント用の撮影してたんだけど、結構時間が無くて…」
「準備もあるだろうしね…」
「そうなの。でね?何にも食べないでお酒飲むのはちょっと危ないな…って思ってたから、類さんになんか食べさせて…って言ってたの。あ、パンは買ってあってあっちにあるんだよ?だから、それ食べていいですか?って。そしたら時間が無いからダメって言われてさ…」
「分かるわ…。私も今日まだ何も食べて無くてさ、空腹でお酒は嫌だからオムライス頼んだのよ。ま、空腹のままもうお酒飲んだってところ、私たち一緒だけどw」
これがまたカフェパじゃないってところがミソなのです…。
「でもそんなんだったらもっと早くにキッシュ出してあげれば良かったね…」
すると翼くん、
物凄く共感してしまった一言が口から飛び出します。
「ねー!!」
そして一拍置き、ハッと我に返って…
「……あ、ねー!とか言っちゃったwww」
自覚があるなら許す(=∀=)
w
つづく



