続き。
お食事を始めた頃、藤堂先生がやってきました。
「あらあら、写真いっぱい広げちゃってw」
でもこれ広げたの私たちじゃないです、湊くんです!
なんて会話をしながら、
実に大興奮だった類先輩と楓くんの写真の話を始めます。
※どの在校生に話してる内容も全て同じなので軽く割愛。
一通り私の興奮弾丸トークを聞き終えた先生。
「でもね、撮影の裏話はそんな話じゃないのよw」
Σ(-∀-;)
あぁ…、まぁ裏話ってそんなもんですよね…(;^ω^A
「これ撮影する時に楓は~……」
と、裏話を教えてくれたんですが…
夢が壊れるといけないので割愛!!!w
実際そんなに夢が壊れる話じゃないのですが、
笑っちゃうから割愛します(-∀-)
それでも知りたいって人は先生に手を挙げて聞いてみましょうw
シャンパンがちょうど冷えた頃、
類先輩がやってきました。
「では、シャンパンを開けさせていただいてよろしいでしょうか?」
.+:。(≧∇≦)ノ゚.+:。 ハーイ♪
私、在校生のお誕生日の時にいつも考えちゃうのです。
主役がシャンパン開けてくれるのですが、
その栓を開ける時の掛け声、
一体どうしたらいいのでしょう?(;^ω^A
私はお祝い言われながら人に栓を開けてもらったことしかないので、
自分で主役が栓を抜くことに、どうもまだ抵抗があって…(´Д`;)
だって、
自分でおめでとうって言いながら開けるのも変だけど、
無言もなんだかなぁ…って思うのですよね…。
と考えている時、
――ポンッ――
無言で栓が開く……w
ちょこちょこ類先輩とお話しながら飲むものの、
この時はまだあまりお誕生日感は出ていないのです。
だって、
ケーキ出すにもテーブルはお食事でいっぱいですし、
カフェパはもう一本あるし…
洋梨を開ける時にお誕生日しましょう!w
類先輩が去っていって、
ひとまず私たちはお食事に集中することにしました。
この頃、裏口から誰かがやってきたらしく、
キッチンにいた類先輩とお話している気配がします。
お誕生日の日は様々な在校生がお祝いしに登校してくれるから、
裏口が良く開くのです(冬になると隙間風でこの席は地獄w)。
誰がやってきたのでしょう…?
私が声の方へ目を向けると……
キタ━━━゚.+:。ヽ(*゚ロ゚)人(゚ロ゚*)ノ゚.+:。━━━━!
(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ
やってきたのは翼くんです。
(あれ?登場の書き方が主役よりも目立ってしまった…)
翼くんはニット系の濃紺の羽織り物(厚手)を着ています。
「えぇーっ!?お前が俺にプレゼントくれるの!?!?!?」
物凄い勢いで驚いてたのは類先輩。
「だって、今日手ぶらで来られないでしょw」
手にしていたのはケーキの袋じゃないかなーと推測。
ありがとぉぉぉ!!!と、
熱い(?)抱擁をして(いた気がするけど脳内変換してるかもw)いる二人。
あぁ、なんてイイ眺めなんだろう…(*´д`*)ハァハァ
するとくるっとこちらの方を翼くんが向きました。
ォハョ―+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚―ゥ
「おはよ~!」
おっ!今日は普通の挨拶だったw
今日も翼くんはどうやら内職をしに来たようです。
「最近、登校じゃない時ばっかり会ってるよねw」
「本当だよねw」
なんというか…
だんだん翼くんの行動が読めるようになってきました。
故に(?)しょっちゅう会えていて、全く寂しくないし、
レア感ゼロ!w
いつまで続くとも限らないので、
このミラクルは嬉しい限りです( *´艸)( 艸`*)
翼くんは大きな内職ケースを両手に持ち、
職員室へ行くようです。
このままずっと籠ってしまう可能性も十分あります。
でも、折角いるならもう一回くらいは会いたいし…。
ダメ元でちょっと私の存在をアピールしておきましょう。
「今日は私、6時までいるからね!!!」
「そうなんだぁー。…じゃぁ6時になったら降りてこようかなw」
お主、なかなか言うようになったのう…w
「ちょっと!酷い!5時58分くらいに来て!w」
「めっちゃギリギリじゃん!www」
そう言い残し、
翼くんは裏口から消えて行きました。
さてさて、テーブルにはお待ちかね!
竹の子御飯の登場です☆
「お待たせ~!」
一馬くんが運んで来てくれました( ´ ▽ ` )ノ
このご飯を見た瞬間に紅葉に感激☆
「ここに、かえちゃんがいるよ~w」
紅葉は楓ですもんね♪
このご飯の写真を撮っていると、
そこへ今回のお食事を作った類先輩がやってきました。
「竹の子ご飯、どう?」
Σ(-∀-;)
写真何枚も撮るからまだ食べてないの…と、
慌てて口に含む私。
「ん~!美味しい♪」
「美味しい?良かった~!」
「俺さ、どうしても竹の子ご飯が食べたくなって、じゃぁ作ろう!って竹の子ご飯にしたんだ~」
「そうなんだ~。でもさ、この時期に竹の子ご飯!?ってビックリしたよw」
「………ちょっと遅いけどね」
いえ、ちょっとじゃないですからw
でも本日の主役の瞳を曇らせてはいけません。
何かフォローしなくては…。
「あー、分かった!アレでしょ?来年の先取り!wいやぁ、早いねぇ!もう竹の子ご飯だなんて!w」
「そうそうそう!先取りなんだよ~www」
そんなバカなw
「俺ね?今回絶対に『今までのイベントフードで一番美味しい!』って言わせたくて作ったの!」
類先輩が燃えています。
18歳の意気込みを感じます。
「うん、美味しいよ!」
「良かった~!」
でも本当に類先輩のお食事、
私の口にとっても合います♪
…って書くと他の子のご飯が合わないみたいに誤解されそうですが、
そういう事では断じてありません!
今回のイベントフードもそうですが、
ランチ、まかないなど全てにおいて、
分かりやすく書くと…
権力を感じる美味しさなのです!w
だって、
ランチの品数とか権力以外の何物でもないものw
だからって違うよ!
私、【権力ある人が好き】とかそういうのじゃないですからね!w
食事をしながら私たちは小会議です。
それはいつケーキを開けて誕生日っぽくするか。
答えは簡単です。
ご飯を食べたら、です。
ひろみちゃんはデザートプレートを追加したので、
それが出てきて…場の雰囲気で…
と、やり取り。
ケーキを出す時にシャンパンを開けて、
更に、恐ろしいプレゼントを渡してゆくという儀式に入ります。
食事が終わり、お皿類を綺麗に下げてもらいます。
類先輩が近くにいないのを確認し、
私たちはケーキの準備に入ります。
そっとろうそくを刺し、火はタイミングで…。
しかし、煙草を吸わない私たち。
ライターは持ち歩いていません。
そこへはる先輩が近くを通り過ぎたので声をかけます。
「はるくん!(ライターを点ける仕草)」
「オッケー」
そこへス~ッと運ばれてきたのはチャッカマン。
そうだ、イケガクではチャッカマンが大活躍だったw
もういつでも点火出来ます!準備万端です!
ストロベリーのカフェパは残ってますが、
とりあえず洋梨を開ける準備に入るため、
アイスペールの中身は既に入れ替え済みです!
「俺が類にこっち来るように言っておく」
オリカクを作っている類先輩に、
はる先輩はそっと耳打ち。
…あぁ、そのやり取りが萌える!w
入学当初、
耳打ちシーン見る度に鼻血が出そうになっていたことを思い出しますw
さぁ来い!さぁ来い!
なんだか知りませんが、
こっちがやたらと緊張して待っているのです…。
つづく

