藤堂先生といえば…



私の同学年。




しかし、先生は早生まれの3月1日がお誕生日。

私は6月2日…。


うーーーーーん…


学年は一緒だけど…



事実上、

先生の誕生日から3カ月経つとまた私が年を重ねてしまうという悲劇…


。・゚・(ノε`)・゚・。



誰なの!?年齢ってのを決めたやつ!!

L(゚皿゚メ)」むきー










まぁそうは言いますが、

やっぱり同学年とか昭和とかアラサーとか、

落ち着くわけですw



そんな先生の為に、私は前日から仕込みを始めました。


コツコツコツコツコツ……




当日になり…



あわあわあわあわΣヽ(゚Д゚○)ノ




平日な上に、私の前世の仕事ではイベントの日(雛祭りが日曜日だから営業日に繰り上げ)。

着物を着なきゃならないとか、

ノルマだとか…


ちょっと色々頭が痛い中をイケガクへ登校です!


本当は一緒に登校する予定だったひろみちゃんに先に行ってもらい、


『こっそりとカフェパのマンゴーを冷やしてもらって!』


とメール。



私はなんだかんだ準備を終えて…



1時間後くらいに登校(;^ω^A


ホント、すいませんね(´Д`;)






なので仕事の都合上、

ざっと1時間の期限付きです!










カランコロ~ン





(*´∇`)o。゜:.・+ オハヨォォ・.:゜。o(´∇`*)







キョロキョロとすると、

先生は…



とりあえずあっちの方wにいます。


その隙にササッと手に持っていた【ケーキっぽいもの】を下の方ではる先輩に渡します。

そのまま裏口方面に立っていた楓くんにバケツリレーされて行きます。



一言書いておきますと、



これ、

打ち合わせの無い動きねw

いきなり登校して私が荷物渡すとそのまま裏口へ運び出すというw




ホント、みんなコソドロ出来るよ!www( ´艸`)ムププ

物凄い連携プレイ!








今日のメンバーは…




はる先輩、

綾人先輩、

楓くん、

リトくん、


そして…


主役の藤堂先生!






時計の下の席には待ちくたびれたひろみちゃんが座っています。


・゚・(●´Д`●)・゚・ごめんよおぉ




やっと合流すると、簡単に打ち合わせ。


カフェパが冷やされている話しと…


私が1時間で下校するという話しw







はる先輩がおしぼりを持ってきてくれました。


程なく楓くんが伝票を持ってやってきます。



この動作を別々の人が担当って、珍しいw




ドリンクを注文した後、

楓くんと誕生日会の打ち合わせに入ります。


「さっきの箱の中、くまもんなんだけど…崩れてないかが心配なんだよね…」

「もえぞう作ったの?」

「そうだよ~。今回は先生が好きな…くるみゆべしを手作りして、くまもんにしたのw」

「え?作れるの???」

「ね~w私もビックリしたよ~wもし崩れてたら言って?直すから…」

「じゃぁ見てくる!」



その間に届いた(であろう)ソーダを飲みつつ…


BL三昧-DSC_1384.JPG
安定の味







楓くんを待ちます。


すると…



OKサインが出ました!

よし!


ひとまず運搬するというミッションはクリアです!

(レベルが低いwwww)







そこへ先生登場!


(*´∇`)o。゜:.・+ オハヨォォ・.:゜。o(´∇`*)



今日の先生は白衣の中に…



くまもん着込んでます!(〃艸〃)


なんだろね…


日本で一番似合ってるよ、きっとw






「どう?34歳になった気持ちはw」


私が34歳として先輩面してみますw



「ん~どうだろねぇ~…?…あんまり変わんないかな?」



そりゃそうだw

でも女子は年々変わるんですよ…


特に29歳から30歳へ変わる時が死ぬほど辛かった!

ほら、

29と30って数字だけでも印象違うでしょ?

でも、昨日まで29で今日は30って…

中身同じなんだよ!!!



それくらい、

周りの評価が変わることが辛くて腹立たしくて悲しくて…


29歳の5月後半はずっと30になりたくなさ過ぎて発熱してました☆てへぺろ






先生と簡単にお話をして、

ここで確か…


ひろみちゃんがプレゼントを渡していました。


面白い文房具を色々チョイスしていて、

お豆腐のパッケージっぽい物に入った付箋なんて天下一品でした!






が、

先生が去って行った直後に、私たちは本腰を入れます。

何しろ…時間がありません!…私の(=д=。)



早速うまい具合にケーキっぽいものなんかをテーブルに運んで来てもらわなくてはなりません。

楓くんはケーキにロウソクを立てるために裏口へ向かいます。






すると、楓くんは慌てた様子で戻ってきました。


「ロウソク立てると倒れそうだし、どこに刺したらいいかわかんない…」


ケーキっぽいものの形が分かっている私には、

楓くんの言いたいことが良くわかります。


「火をつけて入ってくると消えちゃいそうだから、こっちに持ってきて、ココで火をつける感じにする?」

「あぁ、それがいいね!そうしよう!」

「ロウソクの位置、俺に任せてもらってもいい?」

「いいよ!任せた!!」



今度こそ楓くんが裏口へ行きます。










少しして、先生の隙を見て華麗にケーキっぽいものを運んできてくれた楓くん。


「これ、そこに隠して!」


そう言われて隠した場所は…




観葉植物の鉢の上…w




ケーキっぽいものと観葉植物のコラボ、

実にシュールですよ…。


だって、くまもんなんだけど、

すんごく阻害されてる感じが哀愁漂ってるんですものw



それはこんな感じでした…。


BL三昧-DSC_1385.JPG
捨てくまもん…





ね?シュールでしょ?w



でもここに隠せる場所があって良かった!






ケーキっぽいものが来た次は、シャンパンです!


これまた足元に冷えたカフェ・ド・パリのマンゴー味がやってきました。



が、




程なく先生もやってきましたΣΣ(゚д゚lll)


今先生に見つかったら意味が無い!!!




これはみんなの思い…。





すると素晴らしい連携プレイで…




す~っと楓くんが先生と私たちの間に立って壁になり、

さらにはる先輩が先生と私たちの間に立って壁になるという荒技www


話しかける先生の方を向いて、

がっちり先生を包囲していますw




なんというか…




通常であれば…





客への接待感、

ゼロ!!!w



でも、

今は素晴らしい機転を利かせたファインプレイなのです!!(*´∀`)b





しばらくして先生が去ると一瞬にして緊張が解けましたw

さて、準備の続きをしましょう!






シャンパンが足元にある割に、

テーブルにはシャンパングラスがありません。


はる先輩にシャンパングラスを催促し、

こちらも先生にバレずに華麗に到着。



しかし、先生がいつこちらを見てしまうかわからないので、

とりあえずシャンパングラスを隠します!


伝票でw


BL三昧-DSC_1386.JPG
ちょっと無理があるw







ささ、

今のうちにくまもんをテーブルに置いて火を灯しましょう!


BL三昧-DSC_1387.JPG
ろうそくちっさ!w



♡34♡



とロウソクはなっています。



小さいロウソクが炎上しないうちに、

先生を呼びましょう!



「せんせー!!」






先生は別のテーブルで盛り上がっていて来てくれません。


あぁ、ロウソクが小さすぎて溶け落ちてしまいそう…。・゚・(ノε`)・゚・。



「せんせー!ちょっといいですか~???」




みんなが必死に呼びます。

すると先生はこちらにやってきてくれました☆




「せーの!」

「♪はっぴば~すで~とぅ~ゆ~♪」



合唱が始まり、

ちょっぴりですがお誕生日ムードが出てきました。



「♪はっぴば~すで~とぅ~~~~ゆ~~~~~!!!」


フーーーッ!




「うわ~ありがとう!くまもんだ!これ作ったの?」

「そう!これね?くるみゆべしなんだよ!」

「えー!?くるみゆべしって家で作れるの!?!?」

「ねw私も初めて作ったけど、これが案外美味しく出来たの♪」



そんな会話をしつつ、

何故か周りに在校生がいなくなり、

シャンパンを自分で開けなきゃならなくなった藤堂先生w





BL三昧-DSC_1388.JPG
「ロウソクの位置がボトックスしてるくまもんみたいだねw」と先生。







このくまもん型のくるみゆべしは黒ゴマで黒くしていますが、

通常の黒くないタイプのくるみゆべしも小分けにして持ってきていたので、

先生を始め、全員に配ります。



ここで意外だったのは、リトくんがくるみゆべし好きだったということ!


「俺くるみゆべし大好き!すあまとか好きなのー!!」

すあまとか好きな男の子、いるんだw

とか書きながら私もすあま、大好きだったなぁ~…と思ったり☆






シャンパンは開けたものの、私はこれからお仕事。

おまけにもう下校しなくてはなりません。



「これ、私はもう飲まないから、誰か飲む人がいたらどうぞ~」


そう言うとみんな口々に綾人先輩の名前を出します。


「綾人先輩、お酒強いの?」

「強いよ~。結構飲むよ~」


そんな風に楓くんに言われながら、綾人先輩がシャンパンの前に鎮座。



私の着物姿に向かって、


「ママさん!ママさん!」


と、壊れた外国人の様に話しかけてきますw






お会計が終わって、

化粧室から私が出てくると、

先生もリトくんもさっき私が渡したくるみゆべしを頬張っています。


「これヤバッ!」


そう言うのはリトくんw




「売ってるやつより柔らかくて美味しい!!」


そう言ってくれているのは先生。




あぁ、そう言ってくれると頑張ってこねた甲斐があるなぁ…

とつくづく実感。


本当にね?

ゆべしってとにかく粘々とあっちでもこっちでもくっ付くから、

こねたって表現が正しいのw

器とかくっついて剥がれなくて苦労したわ…( ノД`)


でも

二人のこの言葉で、

いっぺんに救われた気持ちになり、

慌ただしいバースデー登校から、

前世の世界へ向かっていきましたとさ☆




おしまい♪




(ρω*)ノ~オヤスミ