アクセルトライおおたに通所しているAです。
私は美術館巡りが趣味で、よく色々な展覧会を見に行きます。
先日は皇居三の丸尚蔵館の「皇室のみやび」展第1期と、弥生美術館の「秘密の銘仙」展をハシゴしてきました。
「皇室のみやび」展は伊藤若冲『動植綵絵』4幅などを含む国宝7点を展覧する、小規模ながらとても豪華な展覧会でした。
「秘密の銘仙」展は、大正~昭和初期に流行したユニークな着物「銘仙」を、着物本体だけでなく、同時代の帯や小物を使ってコーディネートしトルソーに着付けた状態でも展覧していて、とても面白い空間でした。
両方ともすべての作品が写真撮影可だったので、一部をご紹介します。
「皇室のみやび」展より
伊藤若冲『動植綵絵』「紅葉小禽図」皇居三の丸尚蔵館・蔵
紅葉の朱と小鳥の青が鮮やかで美しいです。
鳥に詳しい友人によればこの鳥は渡り鳥で、紅葉の時期には日本にはいないはずだそうなんですが、若冲が想像で描いたのでしょうか。
若冲の時代は確かプルシアンブルーが日本に入ってきた頃だと思うので、その色と紅葉の色を合わせてみたかったのかもしれませんね。
「秘密の銘仙」展は、すべての銘仙が大正~昭和30年代のもので、合わせた帯や小物もほとんどが同時代のものだったのですが、今あってもおかしくないようなモダンな色柄ばかりで驚きました。
こちらは白黒ギンガムチェックに鮮やかな緑とピンクの花が可愛らしい銘仙です。
令和の今着て歩いても全然おかしくない感じですよね。
こちらは幾何学柄の着物に、なんと "HIGH SPEED" の文字と英字新聞から取ってきたような文章が書いてあります。これが昭和初期というのが驚きです。
こちらはなんと銘仙でできたカレンダー。染織技術の向上によりこんなにはっきりと文字が印刷できるようになり、銘仙の着物が作られなくなってからもカレンダーは配布されたそうです。
以上、「皇室のみやび」展、「秘密の銘仙」展のご紹介でした。
アクセルトライおおたです
社会復帰の準備として、ストレスマネジメント講座やSST、グループディスカッションなどのプログラムを行っています。
利用者さんが積極的にプレゼン等も行い、どんどんスキルアップされている中、今回さらなるアウトプットの新企画として、この「ブログ」を始めました
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